逆転世界ノ電池少女

2021年10月期のアニメの感想。二十五本目は「逆転世界ノ電池少女」。
オリジナルのロボットアニメ。しかもゲームとかメディアミックスとかではなさそうで、最近では珍しいんじゃないか。内容は逆転世界の日本である「真国日本」の侵略に遭い属国となってしまった日本を舞台に、「真国日本」の検閲により失われたサブカルチャーを取り戻そうとするレジスタンス「アラハバキ」の戦いを描いている。ここでいうサブカルチャーはいわゆるアキバ系のもの。軍国主義であると思われる「真国日本」側としては、堕落した思想を取り締まることによって日本をまっとうな国に再生させようという意図なのだが、まあいらんお世話だわな。「真国日本」の戦闘ロボットは「伽藍」と呼ばれているもので、「アラハバキ」ではこれをもとに「ガランドール」を開発。少女のトキメキをエネルギー源とする「ガランドール」はトキメキがないと本来の性能を発揮できないという設定。パイロットである主人公は少女をときめかせることができるか、って感じの話。なんかギャルゲーみたいな設定だけど、これがロボットアニメとしてよくできてる。戦闘シーンも魅せてくれるし、ストーリーもちゃんと作りこんである。最終話でもしっかり盛り上げてくれた。オープニングもかっこいい。やるじゃん。続き作れそうな終わり方で、もし続きがあれば一段とおもしろくなりそうに思えるんだけど、作れないんだろうなあ。残念。

| | コメント (0)

先輩がうざい後輩の話

2021年10月期のアニメの感想。二十三本目は「先輩がうざい後輩の話」。
原作はWebコミックだと思う。ちらっとだけ読んだ覚えがある。くらいのあいまいな記憶しかなかったんだけど、見始めてみるとこれがなかなかおもしろい。商社が舞台の社会人アニメっていうのが異色なんだけどそこらへんはたぶん味付け程度に思っていた方がいい。基本はキャラクターメインの作品だな。主人公 五十嵐双葉は小柄な女子社員で、教育係になった先輩である大柄な男子社員 武田晴海のもとで社会人としての経験を重ねていく。最初は先輩に反発していた双葉が徐々に心惹かれていくさまがなんともいじらしい。物語中では特に容姿に優れているような扱いは受けていないけれど、オープニングは新入社員歓迎プロジェクトのPVの体で作られていて、ここの双葉は本編とは違ったあざとさを見せて大層かわいい。サブキャラも魅力的で中でも双葉の学生時代からの友人、夏美が双葉の同僚の弟にちょっかいをかけるシーンなんかは一部に需要がありそう。

| | コメント (0)

大正オトメ御伽話

2021年10月期のアニメの感想。二十一本目は「大正オトメ御伽話」。
原作まんがのタイトルが「大正処女御伽話」っていうのを知って、「処女はお姉さまに恋してる」を思い出した。テレビ業界って「処女」って単語をすごく嫌っているみたいだな。なんでか知らんけど。というタイトルからの連想とはもちろん関係なく、本作は普通の男女間の恋のお話である。借金のカタに主人公の世話をすることになった夕月が主人公のもとにやってくるところから物語が始まる。右腕のけがのせいで千葉の山奥に厄介払いされた主人公はすっかり厭世家になっていたが、夕月の明るさと献身によりだんだんと前向き生きられるようになって。といった感じなのだが、とにかく夕月の圧倒的なヒロイン力に押されまくってどうにかなっちゃったというのが実態かもしれない。主人公だけじゃなく、主人公の妹も夕月に心酔するようになるし、その後に出てきてサブヒロイン的な立ち位置になる綾も最初は敵対していたものののちに和解することになる。登場人物だけじゃなく視聴者にとってもそのヒロイン力は及んでいるのではないかと思われる。というか、好き。最終話あたりで被災した夕月が主人公に会えなくて苦しんでいるときは本気で応援したくなった。

| | コメント (0)

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 第1期 第2クール

2021年10月期のアニメの感想。十本目は「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜 第1期 第2クール」。
第1期は第1クールと第2クールが分割されていて第1クールを見てからほぼ11か月ぶりの視聴となった。大枠としては魔大陸に飛ばされたルーデウスとエリスがスペルド族のルイジェルドと旅をする話。といっても、三人でどうこうするっていう話は量的にはあまりなかったかな。量的には少なくてもキーになる事柄はちゃんとお話に組み込まれていて、だんだんと3人の絆が強まっていることがわかるよう作りになっている。あんなに狂暴だったエリスがだんだんとかわいくみえてくるのも不思議。いつのまにかルーデウス視点で見るようになってしまったのかもしれない。第2クールで期待していたロキシーとの邂逅はなかった。すれ違いばかりでもどかしいことこの上ない。そうこうしているうちにエリスと仲良くなっちゃうんだもんなあ。ロキシーについては第2期に期待しておこう。しかし、こうやって感想を書こうとして思い出してみると、12話しかなかったわりにはえらくいろんなことが起こってるなあ。ひとつひとつのエピソードについて語り始めたらなかなか終わらなさそう。それだけ密度が濃いってことなんだろうなあ。

| | コメント (0)

ジャヒー様はくじけない!

2021年7月期のアニメの感想。二十七本目は「ジャヒー様はくじけない!」。
魔法少女の魔石への一撃が魔界を崩壊させてしまい、人間界に堕ちた魔界No.2のジャヒー様。魔界復興のために魔石のかけらを集めようとしているものの、生活のためには働かなければならない。魔石が砕かれたことによってジャヒー様は弱体化してしまい普段は幼女の姿で過ごしているが、魔力がたまると元の姿に戻れる。この姿で居酒屋でアルバイトをしつつ魔界復興を目指すというお話。なんだけど、実態は魔界復興とかいいつつも人間界での暮らしに馴染んでいくジャヒー様を愛でるアニメ。ジャヒー様、不憫かわいいんじゃ。魔法少女にかわなくってひびっていたり、なんだかんだいいつつも真面目にアルバイトしていたり、魔石を探しているときに知り合った少女との友情をはぐくんでいったり。大人モードでは痴女みたいなかっこうをしているのにエロかわいいというよりも、やっぱり不憫かわいいと思ってしまう。魔界にいるときは冷酷な面も見せているのになあ。居酒屋の店長とかアパートの大家とか、人間界に堕ちてきた魔族とかのサブキャラもみんないい仕事してる。オープニングは前半と後半で分かれていて、かわいさに振った前半のもいいし、アクロバティックなノリの後半のもいい。

| | コメント (0)

小林さんちのメイドラゴンS

2021年7月期のアニメの感想。二十本目は「小林さんちのメイドラゴンS」。
一期はわりと楽しめたのだがずいぶん前に事になるなあ~。覚えてるかなあと心配したんだけどまったく問題なかった。いや~、この作品キャラが強いなあ。ほぼ完璧に覚えてた。ちなみに一期の放映は2017年1月。とはいえ見たのは2020年になってからだったりする。まあ5年前ということだな。今回は新入りドラゴンのイルルをはじめとした各キャラにスポットを当てた話が多く、「小林さんち」色はやや弱くなっている。まあ、しかしイルルの登場回から始まるってのは、ある意味一見さんお断りって感じの作りだよなあ。ああいう規格外のスタイルのキャラはそれだけで嫌悪感を持つひとも多そう。作者の性癖なんだろうけどこればかりは何ともならなそうだなあ。だから原作やるようになったんかね。それはともかく、今期の話の中ではトールとエルマの出会いの話が印象的だった。いかにもっていう話だけど、こういうものこそ王道でいいんだよ。あとはカンナの回。カンナの優秀さが発揮された回だけど、それよりもオチがよかった。これもありがちなオチなんだけど。考えてみるとこの作品って、ありがちな展開をストーリーに落とし込むのがうまいなあ。

| | コメント (0)

月が導く異世界道中

2021年7月期のアニメの感想。十六本目は「月が導く異世界道中」。
いってしまえば俺TUEEE系の異世界転生モノでしかないんだけど、なんか惹かれる。なんでだろう。最初は従者のふたりのキャラがよくできていてそれぞれにかわいいからかなあと思っていたんだけど、実のところそれ以上に主人公を気に入ってしまったらしい。何の非もない主人公が異世界の女神の理不尽な仕打ちに耐え忍びながらもまったく折れことなく自らの人生を切り拓いていく。これはもう応援したくなっちゃうだろう。オープニングは本編の雰囲気よりもだいぶシリアスに感じるんだけど、表に出ないだけで主人公の心情的にはああいう感じなのではないか。歌詞の「じゃあもういいから全員黙れ」ってあたりは最終話を見てて、ああ、ってなった。
タイトルに「道中」となっているがこれはたぶん水戸黄門の諸国漫遊をイメージしてるんだろうなあ。ここまでの放映分ではあまり移動してないんだけど、第二期では諸国漫遊するんかな。すでに放映済みだからたどり着くのを楽しみにしていよう。

| | コメント (0)

かげきしょうじょ!!

2021年7月期のアニメの感想。九本目は「かげきしょうじょ!!」。
まったく知らない作品だったんだけど、wikiを見たら大元は「ジャンプ改」連載でそこから「MELODY」に移ったという経歴らしい。「ジャンプ改」は読んだことはないけれど少女まんがと親和性の高い雑誌だったようだ。本作は宝塚的な歌劇団の予科生として入学した主人公渡辺さらさとその同級生たちの物語。同級生といっても学校の特殊性のため年齢はまちまち。そんな中でもわりと普通に同級生っぽくやっているのが不思議である。主人公が子供の頃に歌舞伎役者の家族と交流があり自身も歌舞伎の練習に加わっていて、助六になりたいと思い詰めていたというのがポイント。男だけの歌舞伎と女だけの歌劇団というまったく別の世界がひとりの少女の中でクロスオーバーするという趣向である。さらさの体幹が強いという設定を知って、以前名古屋城で見た西川流家元の舞を思い出した。彼も体幹すごかった。それはともかく、本作の魅力のひとつは主人公さらさである。178cmの長身にふわふわのツインテール。天然っぽく見えていることが多いけど、ときおり見せる少女らしい表情がいい。それでいて男役をやればきりりとして格好いい。ヒロインっていっていいのかわからないけど、相方みたいな立ち位置の奈良田愛もいい。不器用にさらさに歩み寄る姿がほほえましい。
オープンニングもいい曲だけど、エンディングの格好よさは別格。毎回見ていたらときおりメインキャラと歌詞が変わるのな。ふ~ん、凝ってるじゃん。

| | コメント (0)

不滅のあなたへ

2021年4月期のアニメの感想。二十三本目は「不滅のあなたへ」。
wikiを読んでいてびっくりしたのが週刊少年マガジン連載だったこと。全然そういうイメージじゃないんだけど。マンガ雑誌が減ったせいで他の雑誌に載せるような作風の作品も週刊少年マガジンに載るようになったんだろうか。雑誌って全然買わないし読まなくもなったから全然わかんないや。で、どんな作品かというと「観察者」によって世界に投げ込まれた球が触れ合う動物や人間の死をきっかけにその動物や人間の形態を獲得しつつ世界をさまよう物語。「観察者」は当初観察するだけの存在だったが、敵対する存在ノッカーが現れてからは主人公のもとにしばしば姿を現すようになる。あ、この主人公ってのは最初に投げ込まれた「球」の変化した姿で、フシと呼ばれる。フシが行く先々で出会うひとたちと織りなす物語がこの作品の見どころのひとつなのだが、なんか毎回いいヤツばかり死んじゃうんだよなあ。結果としてフシの獲得する形態はいいひとばかりになってしまうんだけど、そのせいなのかフシは不死の存在であるわりには最後までよわよわだった。その一方でフシに執着する適役ハヤセのしつこさはヤバイ。最終話でいかにも意味ありげな退場の仕方をしたけれど、season2以降でも何らかの形でかかわってくるんだろうなあ。

| | コメント (0)

ゾンビランドサガ リベンジ

2021年4月期のアニメの感想。十六本目は「ゾンビランドサガ リベンジ」。
第一期がうまくやれた感でおわっていたのに、冒頭からメンバーがアルバイトしていたり幸太郎が飲んだくれていたりという描写で始まる。大規模会場EFSでのライブが壊滅的な失敗に終わり借金を抱えてており、そこからの再起を目指すというストーリーだ。幸太郎がふさぎ込んでいる間はメンバー同士でメイクをしているのだが、それがどうやっても顔色の悪いよう人間のようにしかならず、それがリベンジでの新しいビジュアルになっている。各話のストーリはメンバーの過去に焦点を当ていたものが多く、ラストではそのメンバーがメインとなるライブで締めるという流れになる。異色かつ圧巻だったのはゆうぎり姐さんのエピソード。これは二話を使ってじっくり語っている。佐賀事変なんて本当にあったんかと調べてしまったよ。佐賀事変は作品上だけの話だったが、佐賀が歴史からいったん消えたのは本当のことだったらしい。ということで、佐賀ってホントにゾンビランドだったんか~、ってなった。ただの語呂合わせだと思っていたのにびっくりである。そんなこんなでメンバーのエピソードで話をつないで、ようやくたどりついた最終話のリベンジライブには胸が熱くなった。ところでこのライブでのメンバー紹介映像ってサンダーバードを意識してるよね。オープニングも第一期に続いて戦隊ものかと思わせるような曲調で、opアニメもキレッキレ。存分に楽しまさせてもらった。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧