赤石赫々「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 10」

シリーズ最終巻。前半はガルトとの決戦を控えて、かつての友人たちに会いに行く姿が描かれる。正直、チェスター以外は印象が薄くて、ああ、こういうキャラもいたなあという感じでしかなかったものの、シリーズの締めくくりとしては悪くない趣向だ。彼らとの交流を再確認することが、主人公たちの力になるという話の流れなんだろうけど、そのあたりのことはあまり腑落ちしなかった。最後にシェリルが持って行ってしまったのは、まあ、メインヒロインだから仕方ないよね。ガルトとの決戦は、ちょっと意外な手を使ったので半分ぐらいは、拍子抜けしちゃったかなあ。そこに至るエピソードの積み重ねが少なかったから、やや唐突に思えたのがよくない。
ともあれ、ほぼ主人公の魅力につられて最終話まで付き合ったようなもんだから、最後まで主人公が主人公らしかったのはよかった。

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赤石赫々「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 9」

二月ぶりに商業ベースの本を読み終えた。といっても、Kindle版だったり、元々なろうだったりするのは時代の流れか。
いよいよ大詰めも近づいてきた本シリーズ。この巻では「昏い色の結晶」の秘密に迫るお話となる。「大結晶」について嗅ぎまわる主人公たちを襲う、「昏い色の結晶」の力を振るう者たちが現れる。彼らは「結晶」の力に飲み込まれずに、組織だって戦うことができる。「結晶」を使う者はその力に飲み込まれて人性を喪っていることが多かったことを考えると、これは異様である。彼らはいったいどんな集団なのだろうと、疑問に思った時点で、なんとなく話の行き先が見えてしまったのだが、はたして、お話はその方向で進んだ。ただ、ひとつ予想外だったのが、その集団「エソドの行者」の姫さまの正体。ああ。そういえばそんな伏線も張ってたなあと、言及されてから気が付いた。
次の巻で完結ということなので、この流れでどう主人公たちが盛り返すのかが見どころってとこかな。

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赤石赫々「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 8」

獣人の国のヤナギ様のもとで修行する話。ヤナギ様は鶴の獣人ってことになっているけど、どのあたりが鶴っぽいのかがよくわからない。前世の主人公にとって、尊敬しつつも遠ざけるといった間柄だったようで、それは転生後の今も同じ。何かと主人公にからかったり悪戯を仕掛けてくる。そんなヤナギ様のもとで主人公とともに修行を受けることになったシェリル達は当初反発を覚えているようだが、うまく修行を進めることができるのだろうか。といった内容だが、結果からいえばヤナギ様の貫録勝ちといったところ。ちゃと修行を終えてヤナギ様のもとから去っていくまでがこの巻のお話となる。もっとも、ヤナギ様にしてみたら、主人公たちが修行を終えられずに滞在してくれたほうがよかったのかもしれないから、勝ったか負けたかなんてのはわかったものではないんだけど。

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ありふれた職業で世界最強

「小説を読もう!」からもうひとつ。こいつは最近ではなく、だいぶ前に読んだヤツ。ユーザ登録する前だったから、タイトルで検索して探していた。
内容としては、いかにもなろう系の異世界モノ。クラス丸ごと異世界に召喚されたものの、主人公だけはしょぼいスペックしか与えられなかったが、実は、ってヤツ。ここまでベタな作品を読むのは初めてだったので、結構楽しく読んだ。最初の方の、弱かった主人公が多大な苦痛を受けながらも力をつけていく過程とか、ラストあたりでチートの極みまで達した主人公が神に挑んでズタボロになってしまうところなんかは結構燃えた。これ書こうとして、ひさしぶりに検索したらアフターストーリが結構できている。これはまた読まねばなるまい。せっかくだからブックマークに登録しておこう。

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if・竹中半兵衛 現代知識とチャットルームを武器に戦国乱世を生き抜く

てなわけで、最近「小説を読もう!」で見つけた作品の紹介でも。ひとつめは「if・竹中半兵衛 現代知識とチャットルームを武器に戦国乱世を生き抜く」。わりと地元感が強い竹中半兵衛を主人公にした、転生モノ。他の転生モノと違うところは、全然しらない他人同士で戦国の日本各地に転生してしまうという点。彼らを結びつけるのが、不定期に現れるチャットルームっぽい何か。ここで密談することによってお互いに連携しつつ、戦国の世を生き抜いていく話になっている。正直、歴史の知識や現代技術を知っていたからって、そんなにうまくいくもんかと思う点は多々あるけれど、それでもたいした武勇も持たない主人公たちが歴史を改変していく様は実に面白い。松平元康のあっけない最期なんかはいっそ痛快といっていいかもしれない。そんな感じなので、戦国時代のメインプレイヤーが好きなひとには、ちょっとお勧めできないかなあ。

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小説を読もう!

何をいまさらといわれそうだが、最近になって「小説を読もう!」にユーザ登録した。そうしたら、ほとんどKindle本を買わなくなってしまった。使い勝手はKindleの方が上だけど、ただで読めちゃうのにはかなわない。作品の質しかもあるので一概にはいえないかもしれないけど、ただで読めるものだから、おもしろくないものをすぱすぱ切れちゃうっていうのが、意外に気持ちがいい。なんとなく、お金を払っているからこそ、おもしろくないものは読むのをやめるようになるという気がしていたんだけど、どうも逆らしい。投入した資本があると、引き際を正常に判断できなくなる、っていうのが正解だったようだ。そのかわり面白いのにあたってしまうと、発表分を読み切るまで読み続けてしまうから、あっという間に休日がつぶれてしまうという欠点がある。これは気を付けないと本当にヤバい。昔、「ゲームは一日一時間」なんてのがあったけど、そのくらいの制限はかけとかないと、他のことが何も出来なくなってしまいそうだ。

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平坂読「妹さえいればいい。 7」

表紙イラストって誰、という感じで読み始めたのだけれど、かなり重要なキャラだったのね。このキャラがらみの描写が重いせいで、伊月と那由多が付き合い始めるっていう話が吹き飛んでしまったわ。こっちはこっちでこれまでのストーリからすると重要な転換点のはずなのに。これがいいことなのか悪いことなのかは、この先どうなるかによるかなあ。一応最初から考えていたエピソードなんだろうなあとは思うものの、唐突感もぬぐえなくって、ただ単に伊月と那由多に対する「リア充爆発しろ」的な反応を抑えるだけの重しかもしれんなあと思ったり。

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鈴木大輔「文句の付けようがないラブコメ 7」

前の巻がああいう終わり方をしたので、どう話が続くのかと思ったら、あれはあれで話が終わっていて、この巻はエピローグ集みたいなもんだった。確かにあの後普通に話が続いていったら、蛇足感がすごそうだもんな。これはこれでよかったような気がする。それにしても、これだけサブヒロインの話を並べても、セカイのメインヒロイン感がゆるがない、ってのもすごいよなあ。それだけ、このシリーズが積み重ねてきたものが重いってことだよなあ。これを以て「文句の付けようがないラブコメ」といい切ってしまうのはどうかと思うけど、ここまで変則的な話なのにラブ成分は文句なくあったな。

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佐島勤「魔法科高校の劣等生(21) 動乱の序章編〈上〉」

サブタイトルのとおりで、序章なんだろうなあ。何かが起きそうな種が蒔かれていて、次以降にどう発展していくのかというところ。退屈っていえば、退屈かな。戦略級魔法が多用されるようになるかもしれない、っていう世界規模の話と、新たに登場した三矢詩奈、矢車侍郎と何やらよからぬことを企んでいそううな遠山つかさの話、十師族、師補十八家の若手たちの会議で孤立しそうな主人公の話がどうからんでいくのかよくわからない、っていうところも退屈さを感じさせるもとになっている。今のところバラバラに見えるこれらの話が、下巻やそれ以降でうまくからんでいけば、きっとおもしろくなるんだろうけどなあ。さて、どうなるか。

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滝沢慧「非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 4」

萌香の妹、涼香メインの話。憧れの姉が、あんな主人公と付き合うなんて許せない、から始まるよくある和解のストーリになっていて、よくあるパターンの話なので、そんなに破綻することもなく、ふん、ふん、といった感じで読み進めた。ただ、そんな中で引っかかるのが、主人公の「彼氏だから」どうこうっていうところ。さこを強調しちゃうと、義務感でやってるんじゃないの、と思えて興ざめしてしまう。これで、この先、「彼氏だから」で主人公が空回りとか暴走しちゃう展開があったりすると、そういう布石だったのか、ってことになるんだけど、たぶんそういうわけではないんだよねえ。

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