坂本ですが?

2016年4月期のアニメの感想。十二本目は「坂本ですが?」。
原作の評判は気になっていたものの、そのまま読まずにずるずるいっていたらアニメ化されたといういつものパターン。評判どおりのバカらしい話で、こんなノリで何話も続けられるのかなあと思っていたら、ラストあたりではちょっとシリアスになってしまった。最後までバカらしい話でまとめてくれたらたいしたもんだったんだけどなあ。それにしても、最後の転校の理由は何なんだろう。実は、坂本は学校の座敷童みたいなオカルトがかった存在で、あちこちの学校に出没するとかだったら、何か納得できるんだけど。いや、だっていろいろ常人離れしすぎでしょ、坂本クン。

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丸戸史明「冴えない彼女の育てかた 13」

本編最終巻。おもしろかったには違いないが、シリーズ半ばくらいまでとくらべると、熱気が薄れたなあという印象。キャラクターでいえば、シリーズ当初から加藤推しでいたけれど、彼女の魅力が映えるのは英梨々と詩羽があってこそだったんだなあと認識してしまった。同人ソフト制作もこのふたりがいるほうが、競い合っている感が強くて、ハラハラできたし。あれにくらべると、この巻のマスターアップ間近の描写は、妙に安心して見られちゃうんだよなあ。キャラクターの魅力で引っ張ってきたお話が、ストーリのためにキャラクターのバランスをくずしたことで、索引力がなくなってしまったといったところか。個別ルートに入るまでは面白かったんだけどなあ、っていうゲームみたいな感想になってしまった。

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さがら総「変態王子と笑わない猫。 12」

最終巻。とはいっても、実質的には11巻で話は終わっているので、まるまる一冊エピローグといったところ。ものすご~く単純にいってしまえば、記憶を保持しているがために、以前と同じようにしたいと思ってしまう筒隠を前に向かせる話。物語的というか人生論的には、それが正しいんだけど、月子ちゃんの気持ちもわかるから、単なるハッピーエンドじゃなくて、そこはかとなくビターな読後感もある。あの変態さんのお話が、こんなにじんわりとくるような終わり方をするとはねえ。最後まで読んでよかった。読後感はそうなんだけど、やっていることは本編と似たり寄ったりの変態さってのが何とも。猫神に建前を取られちゃったから変態化したっていう設定、どこへやった。

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赤石赫々「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 7」

前の巻でガルトに完敗し、この巻では師匠の墓参りと武者修行の旅に出ることになる。武者修行といっても、主人公たちの力量を考えれば、そんな強い相手がぞろぞろ出てくるとは思えないなあと思ったら、案の定という展開。ところが最後に師匠の墓を訪ねたことで、師匠の孫コウタロウがガルトに負け、「昏い色の結晶」を埋め込まれてしまったことを知る。怪物に変わってしまうことを恐れたコウタロウは洞窟に籠り、自分を殺してくれる者を待っているという。コウタロウの望みをかなえるため、彼と立ち会うことになった主人公だが、シジマ流としてはガルト以上の実力を持つコウタロウを倒すことができるのか。ってな感じの話。武者修行の果てに到達した「昏い色の結晶」対策のとっかかりが示される話になっていて、この後のストーリ展開につなげる結節点のような巻だった。

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七条剛「うちの居候が世界を掌握している! 16」

最終巻。きちんと終わっているんだけど、きれいにまとまり過ぎたなあ、って感じがなきにしもあらず。中三になった優希がどうも幼いままだなあとか思っていたら、ちゃんとオチにつなげてるし。きっと、ストーリをきっちりと作り上げるタイプの作家さんなんだろう。科学的な考証とかはよくわからんけど。ほかにストーリ以外といえば、キャラか。この作品に限ったことなのかもしれないが、主人公の泰然自若さがすごい。この巻の前までは、どうせなんとかなるだろう的な余裕の表れなのかなあと思えなくもなかったけど、この巻では地球の危機に直面しながら、平気で高校受験なんてしてるもんなあ。ここまでくると、これはある種の欠落としか思えない。いろいろな家族の形がある、みたいにまとめているけど、主人公の母親もかなりおかしいし。このあたりは笠取家の家風というしか。たぶん父親もかなり変なひとだったに違いないと思えてしまう。

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アロハ座長「Only Sense Online 6 ―オンリーセンス・オンライン―」

今回は限定クエスト「妖精郷を救え」の攻略話。主人公が生産職ってこともあって、あまり活躍しない。主人公のキャラとストーリがミスマッチしてる感が強い。この先もこんな感じだったら、盛り上がらないままだらだらと続くっていうパターンに陥りそうだなあ。どうするんだろ、これ。前半に生産職っぽい話も出てきているが、これはどっちかというとエミリを出すために話を作っただけで、その後の展開に結びついているわけではないし。主人公も別に活躍したいわけでもなさそうだから、それを求めてるわけではないけど、それならそれで話の作り方ってのがあるんじゃないかなあ。こういう戦闘系クエストメインのお話は、ちょっと無理があるんじゃないかと思う。

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南房秀久「ノーブルウィッチーズ 6 第506統合戦闘航空団 疑心! 」

何かひさしぶりに読んだ気がする。那佳とハインリーケはわかるんだけど、他のメンバーがわからなくなってる。A部隊とB部隊とかいう大枠の話は覚えているから読むのにはあまり問題ないけど。それにしてもプチ守銭奴とお姫様ってのは記憶に残りやすいんだろうか。
今回は「ガリアの子ら」という洗脳された少女たちからなる部隊が登場する。彼女たちに襲撃された那佳を救うために、A部隊が王党派に下る。そして、監視役として「ガリアの子ら」が派遣される。監視役とか関係なく「ガリアの子ら」と交流を深めようとする那佳だったが、という話。ちなみに「ガリアの子ら」はウィッチたちよりも年少なのだが、こんな子たちになんてひどいことを、みたいな流れがまったくなかったのには、少し驚いた。

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成田良悟「Fate/strange Fake 4」

何だかよくわからないことも多いけど、勢いで読まされちゃう、っていういつもの成田良悟なんだけど、元ネタが外部にあるだけに、他の作品よりも「何だかよくわからない」成分が多い。元ネタ知っているひとはともかく、そうでないひとは、消化不良はいつものこと、ぐらいのつもりで読んでるんじゃないかなあ。KONKONもそうだし。元ネタ追っかけるほどハマるひとなんてそう多くはないんじゃないかと思う。さすがに今からFateシリーズ追っかけるのは苦しいよ。消化不良とわかっていても、楽しめてしまうってのが前提で、そうでなければ読まれなくなってしまう、って考えてみれば結構綱渡り的なことやってるよなあ。

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伏見つかさ「エロマンガ先生(8) 和泉マサムネの休日」

アニメ化に伴うスケジュール超過でへとへとになった主人公がやっと手に入れた休日で過去話をする話。この過去話ってのが、いろんなところで発表された短編だってのは、あとがきに書いてあった。要するに、短編を短編集として出さずに、本編に無理やりぶち込んだという構成になっている。どうりで、読んでいて違和感があったわけだ。とはいえ、エロマンガ先生の過去話は、本編に入れなきゃどこでやるんだという内容だったので、ここに入れたこと自体は正解だったんじゃないかなあ。あ、いや、これが加筆修正分だったら、やっぱり無理やりだな。まあ、すっかり影が薄くなった智恵の短編が読めたから、不問にしておくか。

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犬塚惇平「異世界食堂 4」

この巻からKindle版。ヒーロー文庫ってKindle化しないっていうイメージがあったんだけど、アニメ化するとKindle化するのかしらん。ナイツ&マジックもそんな感じだし。
で、四巻目となった本シリーズ、安定して面白いんだけど、ちょっとマンネリ化してるかなあと思っていたら、この巻では異世界食堂の始まりの話にも触れられていた。そのあたりはまだ語りつくした感じてもないから、おいおい細かいこともわかってくるのだろう。読んでてちょっと困ったなあと思ったのが、登場人物が増えてきて誰が誰やらわかりにくくなっていること。明らかに以前登場したキャラが再登場している風で、なんとはなしに記憶に残っているのに、それ以上のことが思い出せない。たぶん、このシリーズが進んでいくと、お客さん同士のつながりが密になって、あっちの世界にも影響を与えるようになっていくだろうに、このありさまでは十分楽しめないではないか。たまには読み直した方がいいのかなあと思ったりもしたけれど、たぶんしない。

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