デューンって再映画化してるのか

いつものようにあてもなくWebブラウジングしていて見つけたのが、デューンの再映画化の話(公式サイト)。過去に映画化されていてどうやらコケたらしいということはしっていたが、再映画化されるとは思わなかった。まだ、人気あるのかね、これ。砂の惑星が舞台ということもあるのかイスラム系っぽい用語も使われているので、911後のアメリカではあまり話題にもしなくなってんじゃないかと勝手に思っていた。そもそも、もとは1965年の作品みたいだから、当時熱狂したファンもいい年なんだろうし。原作は矢野徹版で読んでいて、当時は評判ほど面白くないなあと思っていたのだが、気が付いてみると作品世界そのものや作中の用語なんかが他のどんな作品よりも記憶に刻まれてしまっていた。もしかすると、デューンの魅力って、ストーリを追うことよりも作品世界をインストールして脳内トリップすることにあるんじゃないだろうかとも思ったり。もしそうなら映画化には向かない題材だよなあ。ちなみに今出ている書籍は酒井昭伸訳に変わっている。wikiで見てみたら、「ムアドディブ」が「ムアッディブ」になっていてびっくりしたが、たぶんそのせいなんだろう。

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「太陽」を見に行って

太陽」がアンコール上映されているというので、見に行った。おもしろいかとか、ひとに薦められるかというと、正直微妙。しかし、スクリーンに釘付けにされてしまったのもまた事実。陰影を生かした美しいカメラワーク、それにイッセー尾形の演ずる昭和天皇。次に何をいいだすのかということに注視し続けてしまう。せりふは長いものの、ことばになるのは思考のほんの一部。しかも、迂遠であることがほとんど。それを解釈したり補完したりしながら、次のせりふを待つ。なんとも密度の高い映画体験だった。
食事のあと、アニメイトに行って、一昨日買い忘れてた「GWAVE 2006 1st Strike」を購入。いつものように、ソフマップ経由で駅に向かったのだが、そのソフマップでWiiの販売に遭遇。以前、妹に頼まれていたので行列に並んで購入。映画を見に行ってWii買えるなんて思わなかった。

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時をかける少女

ひさしぶりに映画を見に行く。お目当ては「時をかける少女」である。名古屋ではゴールド劇場でかかっているが、今日からは朝の1回だけの上映である。話題になっている割には人気ないのかなあと思っていたが、今朝行ってみると開館30分以上前からひとが並んでいる。初日ならともかく、この時点で行列ができちゃうとはなあ、と思いつつも、暑いし並ぶのがしんどいので駅裏のドトールに避難。アイスコーヒーで身体を冷やしてから、頃合いをみて再出動。
ゴールド劇場の前にはまだ行列が。入場客をさばききれないらしい。シルバー劇場のほうが上映が10分早いので、そちらが優先です、みたいなことをいっているがそっちにいくひとは、ちらほら。ほとんど「時かけ」を見に来たひとばかりというわけである。
上映時間ぎりぎりに入り込めたわけだけど、そんなにむちゃくちゃ盛況というわけでもない。ざっと見渡して、6割ぐらいの入りかな。劇場が「時かけ」をなめきってたんだろうなあ。ちょっと気を効かせて、開場を早めるとかしていれば、もっとスムーズに入場できたに違いない。
映画そのものは、ヒロインの造形が大幅に変わっているにもかかわらず、「時かけ」の世界が守られているのにびっくりした。原作なぞるばかりが能じゃないよなあ。うん。ただ、評判がよくて期待しすぎてた、ってとこもいくらかある。間違いなく水準以上の出来で、十分以上に楽しめるんだけどねえ。ダメもとだけど「時かけ」だから見てやろうか、ぐらいのスタンスで行けばよかったのかな。それだったら、もっと驚いて吹聴しまくっていたかもしれない。
あ、そういうのが多いから評判いいのか。

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