短距離通勤なら使えるか

『カワサキ、EVモデル「Ninja e-1」「Z e-1」2024年1月13日発売 第二種原付モデルで価格101万2000円から』(Car Watch)。
カワサキが原付二種のEVモデルを発売するらしい。価格は高いけど、自治体のEV補助金がある地域なら現実的な値段で手に入れることができそう。スペック見ていてこれはキツいなあと思ったのが、一充電走行距離が55kmってとこ。60km/h定値走行の値なので実際にはどのくらい走れるかとなるとかなり心許ない。職場が近くにあれば通勤に使えるかなあといったところ。寄り道したくなっても自粛せざるを得ないから、家と職場の往復専用になってしまう。バッテリがまた微妙で、持ち運びやすさの観点からふたつに分けたんだと思うけれど、ひとつの充電時間が3.7時間かかる。つまり、充電器をひとつで済ませようとしたらフル充電するためには、3.7時間経ったらつなぎ直さないといけない。家に帰って充電して翌朝使うというというサイクルを考えると、就寝時間帯に充電の切り替えをすることになる。これはキツい。もし、これを買うことになったら充電器はふたつ買わざるを得ない。逆にこれはと思ったのが、最大トルクが4.1kgf・mってとこ。これって400ccクラス並みなんだけど。市街地とかならすごく速そう。

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とある科学の超電磁砲T

2020年4月期のアニメの感想。四本目は「とある科学の超電磁砲T」。
とある科学の超電磁砲の3期。Sの次がTってことはThirdってことなんだろう。今回は大きくふたつのパートに分かれていて、前半は「大覇星祭」っていう体育祭みたいなイベント期間中に起こった事件と、「インディアンポーカー」と呼ばれるひとの夢をやりとりできるカードに端を発したストーリとからなっている。どちらにも共通していえるのが、サブキャラの動きがいいってこと。前半の黒子なんか食蜂に記憶を操作されているおかげで、ただの有能なジャッジメントになっちゃってて新鮮だった。婚后さんもなんかいいひとっぷりが板についてきてなんだかかわいらしく思えてきた。どうにも胡散臭いなあと感じていた食蜂もキャラに慣れてきたせいか普通に好きになってしまったし。黒子とか食蜂をサブキャラ扱いしていいかどうかはわからないけど。敵キャラやストーリーごとの裏主人公的なキャラも魅力的なのが多くて、楽しんで見られた。ただ、男キャラの扱いは雑だねえ。「超電磁砲」は女の子たちの物語っていう位置付けみたいだから仕方ないか。

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八男って、それはないでしょう!

2020年4月期のアニメの感想。三本目は「八男って、それはないでしょう!」。
なろうのサイトで全部読んだはずなんだけど、やたらハーレムが拡大していく話ということ以外ほとんど内容を覚えていない。見始めれば思い出すだろうと思っていたのだが、記憶に引っかかってくるのはアマーリエさんだけ。ストーリはともかく、師匠や導師みたいなキャラは覚えてそうなもんなんだけどなあ。アニメの出来はひとことでいって凡作。嫌悪感を感じるようなところもないので、まあこんなもんかと思いながら最後まで見ていた。ただ一点、すごいなあと思ったのがオープニングの楽曲。やたら壮大で力が入っている。それにあわせた映像がまた凡庸としかいいようのないもので、完全に曲に負けてしまっている。こんなアンバランスなオープニングも珍しいなあ。

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かくしごと

2020年4月期のアニメの感想。二本目は「かくしごと」。
一話を見始めたときには鎌倉の家に向かう姫と本編中の姫の見分けがつかずに混乱していた。ただ、鈴木英人風の背景と久米田康治キャラとのマッチングがとてもよくとれていて、うまくやったなあと思うだけだった。ところがエンディングのイントロが流れ出して、あ、そういう話なのか~って。冒頭シーンも不穏な感じあるもんね。ていうかこういうテーマのアニメで「君は天然色」なんて流すのやめてください。泣いてしまいます。そうこうするうちに物語の中盤で犬のロクが登場して、エンディングのラストの絵と見比べてもしかするとハッピーエンドで終わるのかもしれないと希望をつないだりしていた。結果は見てのとおりで、ちゃんとギャグ成分も忘れない納得の締め方。実は久米田康治の作品は床屋さんなんかでちょくちょく拾い読みするぐらいで、ちゃんと通して読んだことなかったんだけど、ギャグマンガでもストーリ性のあるものを描くひとだったのか。

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虚構推理

2020年4月期のアニメの感想。一本目は「虚構推理」。
タイトルから想像されるとおりのミステリモノなんだけど、「推理」よりも「虚構」のほうに重みがあるようなお話。主人公もパートナーの桜川九郎もともに人外に片足以上突っ込んでいるような存在なので、伝奇ミステリといってもいいのかもしれない。事件の解決のために真相を推理するというという本来のミステリから外れて、真相ではなくそうありたいという姿に向けてウソの物語を組み立てていき事件を解消するというスタイルをとっている。推理自体は虚構を組み立てる形でされるので無理やり感はあるんだけど、わりとおさまりがいいところに着地しているのでそんなに批判されるようなものではないんじゃないかな。作品の評判を追っかけているわけではないので知らないけど。そんなことよりもこの作品の魅力は主人公そのもの。いい性格してるわ、としかいいようがないキャラであるものの、知恵の神としての職務に過剰と思えるほどに忠実。パートナーの九郎はそんな主人公に振り回されつつも、放ってはおけないようで何かと苦労を背負いこんでいる。ありがちといえばありがちなんだけど、このふたりの関係がこの作品の見どころなんじゃないかな。

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ソマリと森の神様

2020年1月期のアニメの感想。二十本目は「ソマリと森の神様」。
人外のものに人間が迫害され絶滅しそうになっている世界のお話。作品案内だと迫害されていると書いているけど、作品上の位置付けだと食肉扱いされているなあ。食料にするのなら繁殖させればいいのに。人外の考えることはわからん。ともあれそんな人外につかまっていたのが何かのアクシデントで逃げ出せた少女が森を彷徨ううちに森の管理者であるゴーレムと遭遇する。ゴーレムは少女をソマリと名付け、いっしょに人間を探すための旅に出る。ソマリは人間であることを隠して旅をするんだけど、人間にとっては終末世界なのに人外にとっては日常の風景というのがなんとも。ソマリはゴーレムをお父さんと呼んで慕っており、いつしかゴーレムにも父性のようなものが芽生えるのだが、ゴーレムの稼働限界が近づいていて近い未来での別れは不可避という状況。ソマリとゴーレムとの疑似父子関係が描かれていてアニメではそれがメインテーマみたいになっているけど、この先はどうなるんだろ。原作も未完っぽいんだよね。

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ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。

2020年1月期のアニメの感想。十九本目は「ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。」。
このタイトルだと暗黒破壊神って美少女だろって思うじゃん、ニャル子みたいに。でも違った。掲載紙がコミックジーンってクレジットされていたので、まあそういうもんだと思えば仕方がないね。ろくでもないキャラばかり出てきてそれなりに楽しめたし。ちなみに主人公もろくでもないと思うぞ。見終わってみると暗黒破壊神の花鳥が一番まともかなあと思えてくる。とはいえ、澄楚さんが出てくるとやっぱり癒されてしまう。登場人物が男ばかりだと受け付けないようになっちゃったのかなあ。
これっていってみれば、きらら系とかの女の子ばかり出てくる日常アニメの性別をひっくり返したったいう理解でいいんだよね。視聴者はちゃんと女性メインなんだろうか。そうだとしたら澄楚さんみたいなキャラはどうなんだろうか。ああいう界隈では要らない子扱いされてそうな気が。

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ケンガンアシュラ

2020年1月期のアニメの感想。十八本目は「ケンガンアシュラ」。
企業同士の代理戦争としての闘技者同士の戦い「拳願仕合」を舞台とした格闘アニメ。主人公とひょんなところで知り合った冴えない中年男、山下一夫とのコンビがおもしろい。主人公の紹介代わりの数戦を終えた後、「拳願仕合」に参加する権利を持つ企業の集まり「拳願会」の会長の座を争うための「拳願絶命トーナメント」が開催されることとなり、山下一夫は乃木グループ会長の指示により設立された山下商事の社長に据えられてしまい、主人公は山下商事の闘技者として「拳願絶命トーナメント」を戦うことになる。というあたりからが本編って感じかな。
最初は普通に格闘アニメやるのかなあと思っていて、素人目からはかなり本格的な格闘シーンに見えるなあとか思っていたんだけど、そのうちにびっくり人間大集合みたいになってきた。ちょっといいかたを変えると山田風太郎の忍法帖風味が入っている。これを雑味として捉えるか面白いバリエーションとして捉えるかで評価が変わってきそう。とはいえ主人公の「前借り」も忍法帖的なところがあるから、これを肯定できないとどうしようもないかも。

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ドロヘドロ

2020年1月期のアニメの感想。十七本目は「ドロヘドロ」。
タイトルからどんな話か全く想像がつかなかったので、こんなに暴力的な話だったのか、しかも魔法使いだと~っ。みたいな感じでびっくした。本当なら主人公のトカゲ頭にびっくりすべきなのかもしれないけど。
ホールと呼ばれる人間の世界と魔法使いの住む世界が特殊なドアでつながっている世界が舞台。ホールが我々の住む人間の世界でかどうかもわからないし、もともと魔法使いの世界とつながっているのか、なにかの拍子にある時点からつながったのかはわからない。主人公は魔法の練習で頭をトカゲに変えられてしまい、元の姿を取り戻すために犯人の魔法使いを探す、っていうのが大枠のストーリ。一応それに沿って話は進んでいくんだけど、それよりも魔法使いの世界の描写に興味が向いてしまった。パートナー制度とか、試験に受かると悪魔になれるとか。人倫を外れるようなシーンの連続なのでそういうのが苦手だと見続けられないかもしれない。実際最初は辛かったけれど見ている間にだいぶ慣れてしまった。ああいうのに慣れちゃうのってあまりよくないんじゃないかなあ。

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地縛少年花子くん

2020年1月期のアニメの感想。十六本目は「地縛少年花子くん」。
花子といえば女の子の名前、というよりはトイレの花子さんの怪異として有名。だというのに地縛「少年」花子くんとはなんぞやということで興味を惹いてしまう。タイトル付けかたというか、花子さんを男性でやろうっていうのがうまい。知らないだけで類似作品はあるかもしれないけど。で、花子さんを花子くんにすることで、対にするキャラを女性にできるといいのも利点だよな。この作品の主人公だかヒロインだかよくわからないけど、花子くんを呼び出しまう寧々ちゃんはいいキャラクター造形だと思う。夢見がちでいってしまえばおバカなんだけど、心優しく怪異に対しても普通に接しようとする姿は怪異譚の主人公にピッタリである。コンプレックスにしている大根足っていうのも、二次元キャラなら愛され要素だし。作品全体の雰囲気もいい。キャラクターデザインに始まり、背景、色彩、音楽がすべて物語のトーンに最適化されている。物語後半になってくるとエンディングの入り方がどんどんきれいになってきて、見続けてよかったと思わされた。

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