呪術廻戦

2020年10月期のアニメの感想。二十五本目は「呪術廻戦」。
なんか世間では受けているらしいぐらいの知識しかないまま見始めたのだが、たしかにこれはおもしろい。きっちり少年まんがしてる。主人公が苦悩しつつ成長していくなんてのは王道中の王道だろう。主人公虎杖に宿ることになった両面宿儺が基本表に現れず高みの見物を決め込んでいるというのもいい感じである。そういえばときおり目にする特級呪物ということばはこのまんがが発祥なんだろうな。脇を固めるキャラも多士済々。教師である五条悟の最強感や同級生となる伏黒とのライバル感なんかはいい感じ。釘崎はいまのところちょっと弱いかな。最終回で盛り返そうとしたけど。京都の東堂との関係の深まりはあっけにとられた。虎杖はあのときはどうかしていたなんてことをいっているけど、かなりいいペアなんじゃないか。物語のどこかで共闘ではなく対決もするのかもしれないから、それも楽しみ。

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禍つヴァールハイト -ZUERST-

2020年10月期のアニメの感想。二十四本目は「禍つヴァールハイト -ZUERST-」。
ZUERSTってドイツ語か。タイトルがなかなか中二病入ってるなあ、と思ったぐらいで特にどんなものか知らなかったんだけど、ゲームが原作らしい。ゲームはサービス終了済み。こういうのって、アニメ化ありきでゲームを作ってアニメ終わったら適当なところでサービス終了っていう流れが多いような気がする。それにしてもZUERSTなんていかにも続きがありそうなタイトルだし、終わり方もそんな感じだったのに、ほぼ続きが作られないことは確定かな。もやっとするなあ。ひょっとするとこの続きがゲーム、みたいな仕掛けかもしれないけど、もうサービス終了だからなあ。世界観は近世ヨーロッパに魔法がトッピングしたような感じ。ヴァールハイトは舞台となる帝国の名前。周辺に他の国があるのかどうかはわからないけど、国内があれだけ荒れても何にもないところを見ると地理的に孤立している国なのかもしれない。ストーリはいろいろな登場人物の行動がからみあってよくわからなくなっている状態で、主人公であるイヌマエルがもがき続ける姿を描いている。こんなにひどい巻き込まれ型なんてそうそうないのに、よく最後まで頑張った。えらい。

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神様になった日

2020年10月期のアニメの感想。二十三本目は「神様になった日」。
Keyが制作にからんでいるアニメらしい。Keyというメーカーの存在はその前身であるTacticsの頃から知っていて、えろげ全盛の頃に一時代を築いたことも見ているが、どういうわけかゲームをプレイしたことがない。どういうわけかというよりも、どこかしら琴線に触れるものがなかったということだろう。アニメ化されたりアニメを作るようになってからもほとんどの作品を見ないまま過ごしていた。ここ何年間はほとんどのアニメをとりあえず見るということを続けているため、当然のように引っかかってきた。というわけで、見始めてからKeyがらみの作品だと知ったわけだ。それに気が付いてすぐに、これ「泣きゲー」みたいになるんじゃないかと思っていたら、そのとおりになった。Keyの作品をちゃんと追っかけていないのであまり断定めいたことはいえないが、ずっとこの路線でいくつもりなのかねえ。「泣きゲー」展開ってあまりほかの媒体では見かけないから、えろげ全盛期のあだ花でしかなかったんじゃないかという気がするんだけど。

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ご注文はうさぎですか? BLOOM

2020年10月期のアニメの感想。二十二本目は「ご注文はうさぎですか? BLOOM」。
ごちうさもこれで三期目らしい。実のところこれまで一期を見たのか二期を見たのかそれともどちらとも視聴済みなのかあまりはっきりとしない。どちらにしても三期を見始めた時の既視感が強い。ストーリ上の時間はすこしずつ進んでいるんだけど、あいかわらず同じようなことやっているなあというように見える。熱心なファンなら感じ方は違うんだろうけど、軽く流し見しているくらいだとKONKONと同じように感じるひともいるんじゃないかな。その一方でだいぶこなれた出来上がりになっていて、ひさしぶりに見ても帰ってきたなあという気にさせるのはさすが。このあたりは既視感の強さをよしとした作りだからなんだろう。オープニングは曲が強すぎて映像がうまく合わせ切れていない感じがする。エンディングはちまめ隊がかわいらしいのでいうことなし。

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安達としまむら

2020年10月期のアニメの感想。二十一本目は「安達としまむら」。
この作品についてまったく知らなかったので、安達が男でしまむらが女の日常系あるいはラブコメなんじゃないかと思っていた。実際にはどちらも女子高生だったのだが。基本日常系といっていいんだけど、宇宙人と自称する少女ヤシロが出てくるのでちょっとずれた日常系というべきか。授業をさぼって体育館の二階でしまむらと出会った安達がいつのまにかしまむらに特別な感情をいだくようになるのだが、それはヤシロの出現をきっかけとしているのかもしれない。こういう異物を放り込むことで物語が動き始めるっていうのはよくあるパターンだし。安達の言動をしまむら側から見たら、妙に懐いてきたなあって感じかな。それほど嫌がってはいないんだろうけど、安達の気持ちがはっきりと伝わってしまったらどうなるんだろう。やたらべたべたしたがる友達とばかり思っていたら実は、ってわりとショックだと思うんだが。
ちなみに舞台は岐阜のあたりのようであり、調べてみたら本巣らしい。モレラ岐阜はごくまれにいくことがあるんだけど、まったく気が付かなかった。

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キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

2020年10月期のアニメの感想。二十本目は「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」。
敵味方に分かれた陣営に属する者同士の恋愛モノ。いってしまえばロミオとジュリエットの系譜やね。今のままだとラブコメっぽい雰囲気だけど、この先もこのままなのか悲恋モノになるのかはよくわからない。たぶん前者。ラノベ原作らしく、ラブコメやりつつ剣と魔法のバトルが繰り広げられるんだけど、舞台は近代的な世界。科学文明による機械化や情報化もかなり進んでいて、近代的というよりも近未来的である。文明の進み方としては当たり前のようでいて、フィクションの舞台としては案外珍しいような気がする。主人公が属する帝国、ヒロインが属する皇庁ともにいろいろな思惑があったり陰謀が張り巡らされいてるような描写はあるものの、主人公は一兵士の身分だし、ヒロインは第二王女ではあるものの皇庁内にはあまり積極的にかかわっていない様子。このあたり第二期では変わってくるのかもしれない。
そんなこんなとは関係なくこの第一期を見た感想としては、ヒロインさんなんでいつもエロい格好してるんですか、そして隊長は何で隊長やれてるんですか、の二点。前者についてはお約束ということで納得できるとしても、後者はなんか釈然としない。帝国ってどうやって隊長決めてるんだろう。

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アクダマドライブ

2020年10月期のアニメの感想。十九本目は「アクダマドライブ」。
戦争により国が分裂してカントウに支配されるようなったカンサイが舞台。カンサイの雰囲気はブレードランナーっぽい感じ。都市部だけが生きていて郊外は廃墟になっているらしい。キュウシュウプラントとカントウの間にはシンカンセンとという列車が走っていて、カンサイにも停車するのだが、カンサイのカントウ信仰のようなもののためにシンカンセンも半ば神格化されている。カンサイでは犯罪者をアクダマと呼び、警察によりアクダマ認定された者は処刑課により死刑が執行可能になる。といった世界設定。
一般人として暮らしていた主人公がアクダマたちの犯罪に巻き込まれてしまい、詐欺師を名乗ってアクダマたちと共闘することになる。主人公は正義感が強い人間として描かれている。傍からみると度を越しているように思えるくらい。で、その正義感により最終的には犯罪行為の主導権を握るようになっていく。全体的に見ると暴力的で血腥い印象が強いのだが主人公の駆動力が強くて物語に引き込まれてしまう。主人公やアクダマたちの行動を否定しきれないひとにとっては見る価値はある。

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アサルトリリィ BOUQUET

2020年10月期のアニメの感想。十八本目は「アサルトリリィ BOUQUET」。
マリみて風味のソシャゲを原作とするアニメとばかり思っていたので、wikiで確認したら驚いた。ゲームよりもアニメが先だったんだ。何年も撮りためたアニメをじりじりと消化しているヤツなんてまれだろうから、これはKONKONならではの勘違いといえる。それはそれとして、本当の発祥はオリジナルフィギュア、そこからノベライズや演劇へと広がったプロジェクトらしい。「マリア様がみてる」の刊行とも時期が重なるから、インスパイアされているところはあるんだろうなあ。
アニメの内容はヒュージと呼ばれる侵略的な生命体と戦う少女たち「リリィ」の物語。舞台は鎌倉っぽいところににあるリリィを育成する百合ヶ丘女学院。その学園では上級生と下級生がシュッツエンゲルという制度で疑似姉妹関係を結ぶ風習がある。主人公の新入生、梨璃は二年生の夢結にお姉さまになってもらおうとするが、夢結にはかつてお姉さまを喪ったというトラウマがあり、って話。前半は夢結のイマジナリーお姉さまが実在しているかのように描かれてなかなか不穏である。物語の最後のほうは梨璃と夢結がすっかりラブラブになっているので、そこに至る過程を楽しむのが吉。アクションも悪くないけど。リリィたちの兵装CHARMがイデオンみたいだなあとか、ノインヴェルト戦術がゴレンジャーみたいだなあとか、変なところに気を取られがちだった。

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ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

2020年10月期のアニメの感想。十七本目は「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」。
ひさしぶりに501部隊のちゃんとしたというか本編っぽいアニメ。途中でスピンオフもあったけどそれを除くと10年ぶりということになる。すっかり忘れていそうなものだけど、案外キャラはちゃんと覚えている。副主人公格の服部静夏だけはよくわからなかったけれど、wikiを見たらテレビアニメ初登場らしい。劇場版までは追っかけてなかったからなあ。全体とおして見て思ったのは、宮藤の主人公っぷりが安定しているなあって。ほかのキャラに焦点を当てた話も多いんだけど、なんか宮藤がランニングしているだけで501だなあって妙に安心できてしまう。ベルリン奪還を控えて魔力の不調をきたしてもやれることをやるっていうのも宮藤らしさだよなあ。なにげにペリーヌのサポートもいい感じ。仲良しこよしって感じではないんだけど、ちゃんと見ててくれるんだよなあ。ええ娘や。

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ぐらぶるっ!

2020年10月期のアニメの感想。十六本目は「ぐらぶるっ!」。
GRANBLUE FANTASYのスピンオフまんがを原作としているらしいショートアニメ。GRANBLUE FANTASYはゲームは最初のちょっとだけやっただけ、アニメは見ているけどサブキャラなんてほとんど覚えてないよ状態。なので、この手のスピンオフを見ると誰が誰だかわからない。そのあたりを全く気にせずに見ているだけならそれなりに楽しかったかな。さすがにこれが初見だとキツイだろうけど、アニメをざっと見ただけの人間がこのレベルで見られれば、まあオッケイとしていいんじゃないだろうか。艦これのまとめサイトなんかでもスピンオフまんがのアニメ化を希望する声がたまに見られるんだけど、実際に作るとなると一般向けとしてはかなりキツそうだなあと思った。

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