これはいいネオレトロ

『BMW R12 G/S(6MT) 空と風と土を感じながら』(webCG)。
記事中にあるとおりR80G/Sを彷彿とさせるネオクラシックアドベンチャーである。R80G/Sにくらべるとだいぶ現代的になっているけれど、誰が見てもR80G/Sをモチーフにしているなとわかる。少し前に書いたGSX-8Tもこんな感じで作れればよかったのに。
BMWのアドベンチャー系ではR1300GSがあり人気の高いモデルだが大きすぎて気後れしてしまうというひとも多いんじゃないかと思う。そういうひとにはR800GSかR900GSっていうのがこれまでの選択だったが、これからはR12 G/Sが選択肢に加わることになる。と、ここまではイメージで書いてるけど不安になったので、BMWのサイトで確認してみたらR1300GSとR12 G/Sとでスペックの表記方法が違うのでよくわからない。DIN空車重量となっている車両重量はR1300GSが237kg、R12 G/Sが229kgということで思ったよりも違いが小さい。シート高はR1300GSが850mm、R12 G/Sが860mmとわずかにR1300GSの方が低い。しかもR1300GSはシート高がアジャスト可能になっており最低まで下げると800mmにできるらしい。あんまりイメージだけで書くもんじゃないなあ。ということで取り回しのしやすさとかはあまり選定の基準にできない。このスタイリングが好きなら他に選択肢なしということで。

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廉価版クラウンスポーツ

『トヨタが「クラウン スポーツ」を一部改良 新グレードや特別仕様車も設定』(webCG)。
一部改良って部分がよくわからないけれど、それより気になるのは下位グレードのクラウンスポーツGが設定されたってこと。これまでハイブリッドはZグレードのみで590万円だったのが、Gは520万円とだいぶお値打ちになっている。動力性能や外装ははZと変わらないので、クラウンスポーツ欲しいけど、ほんのちょっとだけ資金が届かないっていうひとにはちょうどいいモデルといえる。装備の内容を見くらべたところ、気になったのは、ステアリングヒーター、助手席パワーシートがなくなっていること、ナビとオーディオが下位の仕様になっていること、Toyota Safety Senseの一部機能が省略されていることぐらい。このあたりが許容できるなら70万円安はアリ寄りのアリなんじゃないか。おっと、もうひとつ。オプションのパノラマルーフを選択できないってのがあった。気にしないひとのほうが多そうだけど、欲しいひとは要注意。

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eビターラのサーキット試乗記事

『スズキ初の量産バッテリEV「eビターラ」まずはサーキットで初試乗!』(Car Watch)。
eビターラについて、情報はあちこちで見かけたけれどこれまであまり気にしていなかった。まだプロトタイプということではあるが試乗記事が載り始めたということは国内販売も近いはず。ということでちょっと真面目に読んでみた。まず気になるのはこのタイミングでビターラの名前を使っているということ。これでエスクードの名前は消えちゃうってことなんだろうなあ。また『プラットフォームにはEV専用の「HEARTECT-e」(ハーテクト・イー)が新規設定され』とあるので、ガソリンあるいはハイブリッドのビターラもなくなってしまいそう。別のプラットフォームで作るということもないとはいい切れないが、それだったらeビターラなんていわずに別のモデル名にするだろうし。外観はこれまでのエスクードのイメージはあまりない。後ろから見ると格好いいとは思うけれど、フロントとかサイドビューはあまり趣味じゃないかな。気になる価格は『英国ではその価格が約585万円』と書かれているので、そこからそんなに離れない範囲に収まるんだろう。ちょっとだけ期待していたんだけど、BYDあたりとは競う気はなさそうだな。

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離島ならBEVもありか

『ホンダ「N-VAN e:」に八丈島で試乗 改めて感じた軽EVの特性と魅力』(Car Watch)。
東京都の離島である八丈島でN-VAN e:に試乗したという記事。東京都ということは自治体のEV補助金が大きいので、N-VAN e:クラスであれば購入のハードルはかなり下がる。離島であれば一日の走行距離は限られているし、戸建てばかりなので自宅充電もやりやすいということで、BEVのネガの部分をあまり気にせずに使うことができるというわけだ。これは離島でなくても田舎で狭い範囲で暮らしているのであれば似たようなものなのだが、離島だと島から出る心理的ハードルが一気に高くなるため、島内だけで使えればいいやという気持ちに傾きやすくなるということがミソだろう。記事中の記述では八丈島はほぼ一周40kmということなので一般的なBEVなら何の問題もない。記事後半では電動スクーターEM1 e:についても試乗していて、こちらは航続距離が53kmでしかなく島の中を走り回ったらあっさり電欠になりそうだ。スクーターだと近所の買い物用みたいに考えがちだけど、離島なんかの狭い地域でだと日常的な移動手段としてどこに行くのにも使いたくなってしまいそう。そうなるとN-VAN e:の場合とは逆に航続距離の弱点が浮き上がってしまうのか。

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こじつけっぽいGSX-8T、GSX-8TT

『スズキ、ネオレトロの新型「GSX-8T」「GSX-8TT」発表』(Car Watch)。
ふ~ん、ネオレトロか。ベースはGSX-8Rなんだろうけど、このクラスで過去の名車ってあったっけ。写真見てもピンと来ないぞ。と記事を読んでみたらなんとT500だった。いや、それ連想できないって。さすがに無理があるんじゃないかなあ。ちなみにT500をイメージしているというのはGSX-8Tのほうで、GSX-8TTは1970年代のロードレーサーをイメージしているという。ちなみにこのTTってのは『クラシックバイクを現代によみがえらせるという意味を込め、ベースモデルの「GSX-8T」と「Timeless」を掛け合わせたネーミング』らしい。わかりにくいって。ロードレーサーだったら、マン島TTなんかのTourist Trophでいいじゃん。ヘッドライトについて『スズキの過去のモデルで採用されていたクラシカルで特徴的なフラットボトムのライト』といっているのはコレダ250TTあたりのライトのことかなあ。ちょっと何を指しているか不明だけど、あまり想起できるモデルがない。過去のモデルと結びつけたいならカワサキみたいにちゃんと模倣すればいいのに。

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2025年型カローラクロスの試乗記事

『すべてが第5世代ハイブリッドになった25年モデルの新「カローラクロス」 静粛性と質感が大きく向上した2WDモデル』(Car Watch)。
先ごろマイナーチェンジされたカローラクロスの試乗記事。マイナーチェンジ発表時の記事ではスタイリングの変更、シグナルロードプロジェクションの実装、GRスポーツの追加の三点が主に報じられていたが、この試乗記事ではもう少し細かい変更点が記されている。静粛性の向上や、サスペンションの取り付け剛性の向上について触れられていて、こういうのはもっと売りにすればいいのにと思った。こういうちょこちょこ改良を加えていくやり方はスバルやマツダの印象が強いがトヨタもやるようになったんだねえ。そのたびに高くなっていくのは勘弁してほしいけど。
試乗結果は総じて好意的なのできっと出来はいいんだろうと思われるが、もうすこし他の評者のインプレッションも読んでみたい。それと、4WDモデルやGRスポーツの出来も気になるなあ。GRスポーツの発売は8月4日になってたから、あと一ヶ月か。楽しみに待とう。

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600ハイブリッドの試乗記事を読んで気になった

『フィアット「600 ハイブリッド」試乗 ブランド初のハイブリッドは傑作!』(Car Watch)。
先ごろ発売された600ハイブリッドの試乗記事。公道を走ってるっぽい。記事タイトルからわかるとおり褒め基調の記事になっている。600ハイブリッドって他とくらべてそんなにいいんだっけと感じたので、パッと思いついたキャプチャーのマイルドハイブリッドのスペックを確認してみた。バッテリ容量は載っていなかったのでモーター出力だけ書いておくと、最高出力3.6kW/最大トルク19.2Nm。対する600ハイブリッドは最高出力16kW/最大トルク51Nmとなっていてマイルドハイブリッドとしては出力大きめなのがわかる。念のためフロンクスも見てみたがこちらは最高出力2.3kW/最大トルク60Nmだった。トルクだけ大きいのは設計思想の違いなんだろうか。どちらにしても600ハイブリッドのモーター出力は高めで、これがこの記事の高評価につながっているのかもしれない。燃費が23.0km/Lっていうのはキャプチャーマイルドハイブリッドの17.4km/Lとくらべるとかなりよくなってる。ガソリン高騰が続くこのご時世にはありがたい。それはともかく、欧州車ってマイルドハイブリッドと組み合わせるエンジンもターボなんだね。もしかしてNAエンジン自体あまり使われなくなっているのか。

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第3世代e-POWERはキャシュカイから

『日産、第3世代「e-POWER」搭載の「キャシュカイ」欧州発表 日本では新型「エルグランド」に搭載して2026年度発売予定』(Car Watch)。
日産の起死回生なるかということで一部で期待されている第3世代e-POWERの記事。既報のとおりVCターボは廃止されてe-POWER専用、つまり発電専用の新設計のターボエンジンが搭載されるという。VCターボは好きモノには好評だったけれど国内での展開ではe-POWER車にしか載っていなかったので、もったいないと思ったものだった。e-POWER専用のエンジンができたのなら、VCターボはガソリン車に載せてくれないかなあ。そんな余裕ないか。ちなみにキャシュカイはかつてデュアリスという名前で国内でも販売されていたモデル。エクストレイルのショート版といった成り立ちで都会的イメージが強くなっている。結構好きなモデルだったんだけど二代目からは国内販売されなくなってしまった。現行モデルは三代目となり、これに第3世代e-POWERを搭載するということらしい。一方、国内での第3世代e-POWERデビューとなるエルグランドは、タイトルにあるとおり新型になる。エルグランドというと影が薄すぎてまだ売っていたんかいってレベルなんだけど、ようやくフルモデルチェンジするということか。キャシュカイにくらべるとかなり重いはずだから、欧州よりも厳しい条件で第3世代e-POWERの真価が試されることになる。素人目にはアルヴェル相手だから負け戦になりそう。そんなモデルで基幹となる新技術のお披露目しなくてもと思ってしまうんだけど日産に勝算はあるんだろうか。

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アルトマイナーチェンジ

『スズキ、軽乗用車「アルト」を一部仕様変更 空力性能向上で燃費28.2km/L実現』(Car Watch)。
今まで普通のアルトってあまり気にしていなかったんだけど、たまたま目についたので読んでみた。まず気が付いたのが価格が114万2900円〜158万9500円ってところ。今やアルトも100万円以上出さないと手に入らないのかと軽くショックを受けた。スーパーハイトワゴンになると200万円超えしていることは知っていたものの、アルトはもっと安いと思っていた。ミラ イースはどうだろうと見てみたらこちらは99万2200円~だった。こっちは100万円を切っているんだ。もうスズキはそういうのは気にしないことにしたんだろうか。マイナーチェンジの内容はちょっとした外装の変更と安全装備の充実らしい。フロントマスクはちょっとだけ恰好ようなった。新色のシフォンアイボリーメタリックはかわいらしく見える。マイナーチェンジモデルのイメージカラーはこれになってるみたいだから、かわいいのが好きにひとたちに訴求したいのだろう。ラパンは行き過ぎだけどそこはかとなくかわいいのが好き、みたいな。実際のところアルトをどんな層が買うのかさっぱりわかってないんだけど。

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ISの純ガソリンモデルがなくなる

『レクサス、ガソリンモデルの「IS500」「IS300」を2025年11月で生産終了』(Car Watch)。
IS350がいつの間にかラインナップから消えていたが、今度はIS300とIS500が生産中止になるという。これも時代の流れかねえ。IS300はまあいいとしてIS500もか。つい先日Climax Editionが発表されたというのは生産中止前の記念モデル的な意味合いだったということかな。これで6気筒以上のセダンはスカイラインしか選択肢がなくなってしまった。IS350の後期モデルは中古車価格がなかなか下がらないなあと思って見ているのだが、IS500ももう下がらなくなるのかもしれない。それに引き換えスカイライン400Rはわりと値段が下がっているのはなんでだろう。NAエンジン好きが多いってことなのか、それともレクサスだからなのか。ISで最後に残ったハイブリッドモデルIS300hの中古価格を見てみたら玉数が多い割には安くなっていない。ということはレクサスだから下がらないってことか。

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