無能なナナ
2020年10月期のアニメの感想。六本目は「無能なナナ」。
マンガが原作らしい。一話を見始めた時点であんまり期待できそうにないなあと思っていたが、話数を重ねるにしたがってだんだんと面白くなってきた。様々な能力を持つ能力者を無能力者の主人公が追い詰めていくっていうのが各話の流れになるのだが、その能力者と主人公とどっちに肩入れしたらいいのかわからないというもどかしさがある。そのうち主人公の任務遂行能力の高さに対して性格的に不安定なところが見えてきて、そこにゆさぶりをかけるような存在も現れるようになると、だんだん主人公に感情移入しやすくなってくる。そういった作りであの最終回なものだから、ちょっとこれ周回プレーしてtrueルートやらせてよ、みたいな感想を持つに至ってしまった。うまくハメられたなあとおもわないでもないが、悪くない作品だった。もちろん周回プレーなんてなくて原作ではこの先も普通に続いているんだろうけど、この先の主人公が気になる。第二期希望。
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