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自前で水素作ってるのか

『日本初、福岡市が水素で走る「FC救急車」「FCごみ収集車」導入 高島市長とトヨタ 中嶋副社長があいさつ』(Car Watch)。
地方自治体が環境対策で何かやるときってBEV導入ばかりやってるイメージがあったのでちょっと珍しいなと思って読み始めた。FCEVなら水素充填にかかる時間は微々たるものだから稼働率が重視される車両での採用は納得しかないのだが、気になるのが水素ステーションをどうするのかということ。水素ステーションの営業時間は限られているところが多いから、営業時間外に水素切れになったらどうしようもない。記事を読むと水素ステーションの営業時間については何も書かれていなかったが、水素そのものを福岡市の水処理センターで作って水素ステーションに供給しているという。これならおそらく営業時間外でも水素を充填できる環境になっているのだろう。福岡市がこういう取り組みをしているというのは初めて知ったけど、結構有意義なデータが取れそう。うまく回してもらってあちこちで真似をされるようになってほしい。

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オートバイとクルマ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

水素も貯蔵コストがかかるので、地産地消でできるだけジャストインタイムだと望ましいですよね。

>FCEVなら水素充填にかかる時間は微々たるものだから稼働率が重視される車両での採用は納得しかないのだが

着目点が素晴らしいです、即応性に強くてカバー地域の狭い緊急車両なら戦力になりそうですよね。


余談なのですが、当方は福岡ということで製鉄所
とコラボもありではないかと勝手に考えています。
https://toyokeizai.net/articles/-/720749?display=b

製鉄所は常時水素使ってるんですよ、製鉄の過程で水素が出るので日本全国の製鉄所から発生する水素は年間約 80. 億Nmが無駄になってるんです。液化過程でエネルギーを使うのでエネルギー収支では実用は難しそうですけどね。

投稿: あさくら | 2024/03/09 21:08

製鉄所で水素が出るというのがよくわからなかったので検索してみたら
コークス高炉から出るガスに水素が含まれているということであってますか。
製鉄所がある地域で地産地消するにはもってこいですね。

投稿: KONKON | 2024/03/09 22:13

あってます。

https://www.n-coke.com/business/coke.html

一番水素が出るのは石炭をコークスにする時みたい。

>鉄鋼製造過程では大量の副生ガスを発生し,特にコークス製造時のコークス炉ガス(COG)は水約55%メタン約30%を含んでおり水素供給源として極めて有望なガスの一つである。

以下 ホントかウソか眉唾ですが・・・

日本全国の製鉄所から発生する水素は年間約 80. 億Nm3
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201502292834987813

600万台のFCVに必要となる水素量は60~80億Nm3
https://ieei.or.jp/2015/01/expl150108/

しかし水素を液化に要するエネルギーは水素が有する熱量の 1/3 程度を要する。

投稿: あさくら | 2024/03/10 00:50

自己レス すいません 
・・・コークス炉ガス(COG)は水素約55%メタン約30%・・・


投稿: あさくら | 2024/03/10 14:41

水素1kgで11.14Nm3、ミライを満タンにすると5.6kg分みたいですね。
ということは満タンで64Nm3。公証航続距離が850kmなので年1万キロ走るとすれば、だいたい750Nm3。600万台だと45億Nm3。
単純に試算するとそれっぽい値になりますね。

投稿: KONKON | 2024/03/10 23:14

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