BNA ビー・エヌ・エー
2020年4月期のアニメの感想。二十一本目は「BNA ビー・エヌ・エー」。
タイトルをチラ見したときに「BANANA FISH」をまたアニメ化するのかと勘違いしてしまった。タイトルのBNAは「BRAND NEW ANIMAL」のことらしいが、こちらも途中までDNAのもじりかと思っていた。だってうさんくさい製薬会社が出てくるから、なんかそれっぽい話なのかなと。
元人間のタヌキ獣人である主人公みちるが、人間の迫害から逃れるために獣人だけが暮らす街アニマシティに逃げ込むところから話は始まる。着いた早々テロに巻き込まれてそこで狼獣人の士郎と出会い、同じビルで過ごすようになる。みちるはその後も事件に巻き込まれたり自分から首を突っ込んだりして、その度に士郎に助けられたりするうちに相棒みたいな関係になっていく。一方、みちるの親友であり同じ時期に獣人化してどこかにさらわれてしまったなずなが銀狼教団の教祖としてアニマシティにやってくる。そこから物語は大きく動いていき、なんやかんやで獣人存亡の危機が訪れる。といった感じであれよあれよという間におおきなお話にふくらんでいくのがおもしろい。最終回もきっちりに終わらせてる。主人公の思い込みの強さに拒否感が出ないんなら楽しめると思う。
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