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あひるの空

2019年10月期のアニメの感想。十五本目は「あひるの空」。
全然知らなかったが、週刊少年マガジンで連載されているバスケまんがらしい。バスケットだというのに身長150cmに満たない少年が主人公で、それだけでも無理筋なのにバスケット部のメンバーが不良ばかり。なんとか形になってきたなあと思ったら、喫煙が原因と思われる火事騒ぎで廃部になってしまったり、主人公の母親が亡くなってしまったりという試練。この手の作品だと元不良でも一念発起すれば這い上がっていけるという描き方が多いんだけど、そこらへんがシビアな作品である。作中で女子バスケ部員がいっていたように、ちょっと練習したぐらいで真面目に何年もバスケに取り組んできたひとを負かせるなんておかしいんだよなあ。キャラクター造形も、魅力を感じさせる部分はあるものの欠落しているところも漏れなくついてくるって感じで、スーパーマンなんていないんだよっていう主張が伝わってくる。少なくてもアニメ放送分ではカタルシスを感じるような作品ではないのに、50巻も続いているんだから人気作品なんだろう。よく読者がついていったなあ。

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