豊田有恒さんが亡くなった
SF作家の豊田有恒さんが亡くなった。SF好き以外にはSF作家というよりもアニメの脚本や監修をやっているひとというイメージのほうが強いかもしれない。それどころか韓国評論家みたいに思われている可能性もある。KONKONにとっては自分のお金で本を買いだした頃によく買っていた作家のひとりで、読む小説がSFばかりになった原因のかなりの部分を占める方である。といっても、すぐにいろいろな作家の作品に手を出すようになったから、読んだ著作は限られていて比較的初期の短編集と、ヴィンス・エベレットシリーズの一部、それとグインサーガを読み始めてから和風ヒロイックファンジーも読んでみたくなって手に取ったヤマトタケルシリーズぐらいかなあ。特に影響を受けたのは短編集のほうで、「タイム・ケンネル」や「パチャカマに落ちる陽」のあたりは何度も読み返した記憶がある。ライトノベルやWeb小説漁るにもギャグ要素が強い作品を探してしまうのは「タイム・ケンネル」の読書体験が尾を引いているんだろうなあ。
てな感じであなたに生み出されたSF者のひとりとして、ご冥福をお祈りします。
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