虚構推理
2020年4月期のアニメの感想。一本目は「虚構推理」。
タイトルから想像されるとおりのミステリモノなんだけど、「推理」よりも「虚構」のほうに重みがあるようなお話。主人公もパートナーの桜川九郎もともに人外に片足以上突っ込んでいるような存在なので、伝奇ミステリといってもいいのかもしれない。事件の解決のために真相を推理するというという本来のミステリから外れて、真相ではなくそうありたいという姿に向けてウソの物語を組み立てていき事件を解消するというスタイルをとっている。推理自体は虚構を組み立てる形でされるので無理やり感はあるんだけど、わりとおさまりがいいところに着地しているのでそんなに批判されるようなものではないんじゃないかな。作品の評判を追っかけているわけではないので知らないけど。そんなことよりもこの作品の魅力は主人公そのもの。いい性格してるわ、としかいいようがないキャラであるものの、知恵の神としての職務に過剰と思えるほどに忠実。パートナーの九郎はそんな主人公に振り回されつつも、放ってはおけないようで何かと苦労を背負いこんでいる。ありがちといえばありがちなんだけど、このふたりの関係がこの作品の見どころなんじゃないかな。
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