ロータリー復活とはいうものの
『マツダがロータリーエンジン搭載のPHEV「MX-30ロータリーEV」を発表』(webCG)。
MX-30にロータリーエンジンの発電機を積んだPHEVモデルが追加された。ロータリーエンジン復活ということで一般のニュースでも取り上げられてはいるものの、結局は発電機なんだよなあ。同じような例としては画期的な可変圧縮比エンジンを発電機として搭載しているエクストレイルがある。あちらは好きモノがエンジンに注目しているぐらいで一般的にはあまり認知されていないように思う。ではクルマとしてはどうなのかということで2WDのWLTCモード燃費を見て確認してみよう。MX-30が15.4km/lに対し、エクストレイルは19.7km/lとかなり燃費が悪い。PHEVだからバッテリーが大きい分重たいのかとも思ったが、車両重量はエクストレイルの方が重い。エンジン出力もエクストレイルの方がはるかに高い。過去の記事を見るとモーター出力は125kWということで、これもエクストレイルよりも低い。こうやって見ていくと、ロータリーのメリットはどこなんだろうと思わざるを得ない。結局のところロータリーの利点はコンパクトにできることってことなのかなあ。MX-30は国産最小PHEVのはずだからこの利点が生きているといえなくもないか。
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コメント
こんばんは、ホントにロータリー発売したんですね。しかも直径が16Xになってるので生産設備ごと新規ですげぇ。
>ロータリーのメリットはどこなんだろう
ガチンコで燃焼効率対決ではロータリーは・・・。
基本は普段はエンジンを動かさない使い方なんでしょうね。
メリットは横置モーター、発電機、エンジンの1直線配置じゃないですかね。
既存エンジンFF車への搭載が構造的(寸法的)に容易です。
FFだとクラッチが寸法上入らないから直結モードはFR車だったらできるかも。
ユニットの外販の場合、商品コンセプトによりますが、電池容量を少なめにすれば、既存他社FFエンジン車にも搭載できると思うんです・・・売れる商品にはならんと思いますが。
カーボンニュートラル規制でEUで巨額の罰金に直面する自動車メーカー向けのスケープゴート的なマーケットならありそうな気がするんですが。
生産設備まで新規にして設備投資しているのでレンジエクステンダーパッケージとして外販を狙ってるとしか当方には思えません。
13Bの補修品はまだ作ってるようです。
https://www.mazda.co.jp/carlife/classicmazda/story/7/
与太話
それなりの仕組みをいれれば、多燃料対応がしやすいです。
発電機名目で灯油の正式サポートにすれば・・・・・・。
ガソリンL 33J
灯油 L 36J
軽油 L 38J
熱量は灯油の方が高いので燃費も多少良くなるかも。
投稿: あさくら | 2023/09/16 19:51
モトコンポ復活
https://news.webike.net/motorcycle/335070/
すいません、取り留めがないのですが同じ復活ネタ。
米国ホンダで売るみたい。
投稿: あさくら | 2023/09/16 19:57
外販狙いですか。そこは思いつきませんでした。
灯油を使うというのはひょっとしたらアリなのかもしれないですね。灯油を使うと排ガスがどうなるかというのが気になりますが。
モトコンポはこのサイズだと特定小型原動機付自転車で行けそうな気がします。椅子ついていたらダメみたいな規制ってないですよね。あ、調べたら車幅と最高速度がひっかかってました。
投稿: KONKON | 2023/09/16 22:04