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恋する小惑星

2020年1月期のアニメの感想。十二本目は「恋する小惑星」。
小惑星と書いてアステロイドと読む。原作の掲載紙は「まんがタイムきららキャラット」なんだけど、まったく四コマまんがっぽくなくて、うまくアニメ化したなあと感じた。題材になるのは地学と天文学。地学に関してはあまり記憶にないけど、天文部の活動についてはたびたびまんがやアニメの題材になっている。地学については「ブラタモリ」の影響で興味を持つひとが増えているんじゃないか。さらに過去に遡ればば宮沢賢治の諸作には地学と天文学のことばがちりばめられている。あの時代はそういうことが好きなひとも多かったんだろうなあと思う。そういう流れの2020年版がこの作品といえる。もうひとつ連想したのが青春アニメの金字塔「宇宙よりも遠い場所」。あれは人間の負の部分も描いていていたけれど、こっちはそういうのがなくのほほんと見ていられる。もの足りないというひともいるかもしれないけど、そもそもそういうものを目指して作られていない。オープニングもエンディングも同じトーンで作られていて、夢を目指すっていいねと思わされる。こっちはこっちでいいと断言してしまおう。

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