KONKONさんの複視生活その3
(承前)
紹介された眼科医は少し離れた場所にある。普段ならクルマで行く距離だがこんな状態だとクルマなんて運転できない。そこでこれまで使ったことがなかった市バスで行くことにした。路線図がとてもわかりにくかったがとりあえず家の近くのバス停から眼科医の近くのバス停までは一本で行けることが分かった。問題は帰り。バスが夕方には止まってしまうので、歩いて帰るしかない。名鉄のバスが通っていた頃にくらべるとずいぶん不便になった。こんなんだから歳をとってもクルマを手放せなくなるんだよ。それはともかく、初めて受けた斜視の検査がもの珍しいものばかりで新鮮だった。目の動きを追うような測定器だったり、ちゃんと焦点が合えば浮き上がって見える図形だったり、斜視を矯正するレンズだったり、今まで受けたことのないようなものばかりだった。斜視の専門医っていうのはったりではないらしい。お医者さんからは酒を減らすことを勧められた。原因は不明ということだけれど、こういう突発的に起きる斜視は原因がわからないことが多いらしい。薬は血行を良くするものを処方された。視神経が麻痺しているのを緩和しようという対処療法的なものなのだろう。これを服用しながら様子見という治療方針のようだ。やったこともない検査ばかりで内心盛り上がっていたので、少々肩透かしを食らったような気になった。帰りは徒歩。交通量が少ない道を選んだ。このあたりは中学生の頃には歩いたり自転車に乗ったりして通ったところだったので、いろいろ変わっちゃったなあみたいなことを思いながらとぼとぼと歩いた。
→次のネタがない日に続く。
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