色づく世界の明日から
2018年10月期のアニメの感想。十二本目は「色づく世界の明日から」。
原作はヤシオ・ナツカ。原作小説でも原作まんがでもなく、ただの原作。普通そういうのって脚本っていうんだと思うけど、どう違うんだろ。もしかすると脚本と絵コンテを書いたとか。
それはともかく、本作は長崎を舞台とした時間遡行魔法付きの青春ストーリ。要所要所で魔法が入いることでストーリが進んでいくようなところがあって、そこをファンタジックととらえるか、逃げととらえるかで評価が分かれそう。瞳美と唯翔との物語をファンタジー要素抜きでやるとどうなっちゃうんだろうなあと思ったりもした。
本筋とはあんまり関係ないところでは、瞳美が自動販売機の使い方がわからないというシーンを見ては、そういえばauの大規模障害のときには若い子は公衆電話使えないって話があったなあ、とか、瞳美が送り出された先がパンデミックが始まる前でよかったなあとか、わりと時事ネタみたいなものと結び付けるような見方をしていた。あと、60年前の名前ってすごく古臭く感じそうだけど、そういうところはあえて無視できるように作ったんだろうなあとか。
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