ヴァイオレット・エヴァーガーデン
2018年1月期のアニメの感想。十一本目は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
タイトルはよく目にしていたもののどんな話なのかはさっぱりわからなかった。見始めて最初に驚いたのは、「ヴァイオレット・エヴァーガーデンって主人公の名前だったんだ」ってこと。ひとの名前じゃなきゃ何なんだといわれそうだけど、何かそうは思わなかったんだよね。
で、その主人公のヴァイオレットは元少年兵。って、女子の場合も少年兵でいいんだろうか。よくわからん。どういう生い立ちかはわからないけど、戦闘のプロフェッショナルというか、それしかできずに人間らしい感情も持たない。そんな少女が、戦争が終わって軍から離れて、自動手記人形として働き始めるまでがプロローグ部分。ちなみに最初のうちは「自動式人形」と聞こえていてなんで人形が職業なんだよと思っていた。「自動手記人形」だって五十歩百歩だけど、少なくとも書くのが仕事というのはわかるからなあ。で、その自動手記人形という代筆の仕事で働くうちにいろいろなひとと出会い、ひととしての感情が芽生え、最後のほうではすっかり泣き虫になっていたのが印象的。まあ、このあたりは物語の要請によるんだろうなあ。ひとの感情っていろいろあるから、泣いてばかりいるのって、この物語が泣かせようとしているせいだろうし。実際、泣ける話ではあったんだけどね。
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