四十年目の落涙
夕刊の隅っこに松本隆のインタビューが載っていた。たぶんよく知られている話なんだろうと思うけど、「君は天然色」の創作時のエピソードが書かれていて、この曲が夭逝した妹のことを書いた歌なんだと初めて知った。そういえば、あまりセクシャルな関係性を表すことばは出てこなかったような気がする。CD引っ張り出してくるのも面倒だったので、公式公開されているミュージックビデオをYoutubeで聴いた。「別れの気配」ってのは永別の予兆だったんだなあ。曲が作られた背景を知ったうえで聴いていたら涙がこぼれたのにはびっくりした。歳とると涙もろくなっていけねえや。
これ書いてて思い出したのが、NHK第一ラジオで日曜に朝にやっている「音楽の泉」。去年亡くなった皆川達夫さんの解説が好きだった。ああいう作曲家のエピソードも知っているのと知らないのとでは音楽から感じ取れるものも変わってくるんだろうなあ。今、ああいう語りをできるひとっているんだろうか。
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