赤石赫々「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 9」
二月ぶりに商業ベースの本を読み終えた。といっても、Kindle版だったり、元々なろうだったりするのは時代の流れか。
いよいよ大詰めも近づいてきた本シリーズ。この巻では「昏い色の結晶」の秘密に迫るお話となる。「大結晶」について嗅ぎまわる主人公たちを襲う、「昏い色の結晶」の力を振るう者たちが現れる。彼らは「結晶」の力に飲み込まれずに、組織だって戦うことができる。「結晶」を使う者はその力に飲み込まれて人性を喪っていることが多かったことを考えると、これは異様である。彼らはいったいどんな集団なのだろうと、疑問に思った時点で、なんとなく話の行き先が見えてしまったのだが、はたして、お話はその方向で進んだ。ただ、ひとつ予想外だったのが、その集団「エソドの行者」の姫さまの正体。ああ。そういえばそんな伏線も張ってたなあと、言及されてから気が付いた。
次の巻で完結ということなので、この流れでどう主人公たちが盛り返すのかが見どころってとこかな。
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