さがら総「変態王子と笑わない猫。 12」
最終巻。とはいっても、実質的には11巻で話は終わっているので、まるまる一冊エピローグといったところ。ものすご~く単純にいってしまえば、記憶を保持しているがために、以前と同じようにしたいと思ってしまう筒隠を前に向かせる話。物語的というか人生論的には、それが正しいんだけど、月子ちゃんの気持ちもわかるから、単なるハッピーエンドじゃなくて、そこはかとなくビターな読後感もある。あの変態さんのお話が、こんなにじんわりとくるような終わり方をするとはねえ。最後まで読んでよかった。読後感はそうなんだけど、やっていることは本編と似たり寄ったりの変態さってのが何とも。猫神に建前を取られちゃったから変態化したっていう設定、どこへやった。
| 固定リンク
« 少年メイド | トップページ | 艦これ 不知火改二 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 豊田有恒さんが亡くなった(2023.12.06)
- デューンって再映画化してるのか(2021.02.13)
- キミラノで時間をつぶす(2020.05.11)
- キミラノ(2020.03.30)
- 志瑞祐「精霊使いの剣舞 19 聖都消滅」(2019.12.22)
「☆☆☆☆」カテゴリの記事
- ワンダーエッグ・プライオリティ(2025.01.08)
- 八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ(2024.12.21)
- ゲキドル(2024.12.21)
- 蜘蛛ですが、なにか?(2024.12.17)
- IDOLY PRIDE(2024.12.15)
コメント