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比嘉智康「キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った」

比嘉智康ひさびさの新刊である。まずは、ちゃんと作家を続けていてくれたのにひと安心。あんまり売れ線っていう作風ではないけれど、結構好きなんだよな。デビュー作の「ギャルゴ!!!!!」は完結したけれど、他はなんか終わったのか終わってないのかよくわからないまま刊行が停まっているから、このままいなくなるんじゃないかと心配していた。
今作はテーマが多重人格者の恋愛モノってことで、どうしたって悲恋に終わるパターンだよなあと思いながら読んだ。テーマがテーマなので、テンション抑え目でいつものようにギャグを畳みかけるようなことはなかったものの、こういうのもいけるじゃん、と認識を新たにした。この手の話をいくつか読んでいれば、たぶん途中でネタはわかってしまうだろうけど、それがわかった上で、日々の生活の描写や語りの積み重ねで十分に感動できる。ひとつ、これは、と思ったのが、はっとりみつるのイラストとの相性の良さ。このコンビはかなりいけるんじゃないか。

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