宇野朴人「天鏡のアルデラミン ねじ巻き精霊戦記 X」
イクタが復帰して、さあ、反撃だ~、まではよかったんだけど、その後の展開がなげやりに見える。なんでも丸く収めればいいっていうもんでもないんだけどなあ。特に、この作品の場合は、これまでの展開からしいも、めでたしめでたしだけで済まないはずなんだから。何かもう、読者を納得させようとする努力を放棄しちゃったようにも思える。イクタの復活にしても、本当なら、2年間のブランクってのをもっと感じさせるような描写にしてほしかったのが正直なところだけど、そこまでは求められないレベルなんだよなあ。
次の巻では、この巻の終わりに登場した新メンバーがどんな騒ぎを引き起こすかが見もの。ということで、一応、興味はつなげられてしまったので、懲りずに読み続けるつもり。
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