R.A.ラファティ「地球礁」
ラファティの文庫が出ると反射的に買ってしまうのだが、これはいまひとつツボにハマらなかった。どこからどう読んでもラファティらしい小説なんだけどね。どうも、ラファティらしさそのものに惹かれているのではないようだ。読みようによっては、昨年あたりから世界を騒がせている移民の話にリンクするようなところもあって、そういうところがノイズのようになって、あまり集中できなかったのかもしれん。でも、移民がプーカ人みたいなのばかりだったら、やっぱり受け入れたくないよなあ。この作品の地球人もたいがいだけど。地球人がもう少しまともだったら、プーカ人の振る舞いも変わったんだろうか。どうも、そうとは思えないんだよね。
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