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赤石赫々「武に身を捧げて百と余年。エルフでやり直す武者修行 4」

武術大会編。これまでは、旅の先々で強い相手と手合わせしたり、騒動に巻き込まれたりということが続いていて、このままこういうのの繰り返しで行くのかなあとばかり思っていたら、ここにきて武術大会なんてのを持ってきた。「ドラゴンボール」あたりで育った年代なら当然の展開だろうと思ったり。当初、出場する気がなかった主人公だが、なんやかんやと周りに外堀を埋められていくような感じで出場決定。シェリル、ソーニャ、レティスも当然出場なんだけど、今回の目玉はなんといっても、主人公の前世の娘にして、エルフの英雄アルマ。これまでは主人公の記憶と、半ば歴史的な偉業でしか語られることのなかった彼女の強さがついに確かめられる機会が来たのである。決勝トーナメントでは、ソーニャの次にレティスと当たるという、まさにご都合主義、じゃなくて読者の期待に沿った展開を見せてくれる。その後はトラブルがありそうな気配が濃厚だが、なんとか大会を無終わらせて、主人公とアルマの戦いまで見せて欲しい。

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