佐島勤「魔法科高校の劣等生 17 師族会議編 上」

師族会議編ってことで、これまであまり表に出てこなかった十師族の長たちがどんなひとたちなのかと興味津々だったのだが、どうも期待はずれに終わったようだ。会議自体を描写する分量がそんなに多くなく、どちらかといえば主人公たちの婚約に対するまわりの反応のほうがメインになっていたということもあるけれど、十師族のひとたちのキャラが弱いんだよね。ぶっちゃけ、主人公たちの学友とそんなにレベル変わらないんじゃないかなあ。なんかもっと、煮ても焼いても食えないような人物を想像していたんだけど。今回は、魔法そのものにかかわる話も少なくて、会議の印象も薄かったこともあり、気分的には中休み的な巻になってしまった。次の巻は派手になりそうなんで、そっちは期待できるかな。