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裕時悠示「踊る星降るレネシクル 6」

千陽院狼輝と莫迦奈の手により、すっかり平和になってしまったミカホシ。すまるを人柱にした結界に覆われて、戦いへの衝動が薄れ、ミカホシランキングも廃止されてしまった。過去の記憶も薄れ、たいして疑問も持たずに平穏な毎日を過ごしているかつてのランカーたち。それだけでなく、限りなく自分の欲望に忠実だったはずのランカーたちだが、その嗜好がなぜか反転してしまっている。
そんな中で、主人公はすまるやななな、瑞貴を救うために、ミカホシに熱を取り戻すための「祭り」を開くために奔走する。自らを主人公の器にあらずと見切ったレンヤの打つ手は、って感じに話は進む。この巻はいろんなキャラに少しずつ光が当たっていたから、これがこの先、生きる展開になればおもしろくなりそうだなあと思う。

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