犬村小六「とある飛空士への誓約 8」
メインとなるのはかぐらとバルタザールがそれぞれの国の命運をかけた大勝負に出て、その末にふたりの邂逅につながる話。バルタが抱える復讐の念の理由が語られるが、それについては拍子抜けしてしまった。もともと、他のメンバーにくらべればあまりひどい目に遭ってなさそうとは思っていたけれど。ひどい目といえばひどい目だけど、そこからああいった野望を持つに至るってのは、やっぱりバルタらしいとしかいいようがないわな。このバルタが、復讐の相手レオニールに会いに行かざるを得ない状況を作り出したエリザベートのアシストが素晴らしい。
かぐらはといえば、前の巻で語られていたクーデターをいよいよ実行に移す。親王を擁し、戦争を停めることができるのかといったところに、兄妹対決なんてのも挿し込まれる。
他には「海猫」とか「魔犬」なんて飛空士が出てきたのが気になる。「海猫」はともかく、「魔犬」って名前変わってないか。
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