暁雪「ひとりで生きるもん! 2 およめ券のその後」
完結編というか長いエピローグというか、そんなお話。前巻のラストでフランスに旅立った千沙が主人公の元を訪れていっしょに夏休みを過ごす。その間に主人公が今後の人生について思いをめぐらしたりする。前の巻では、ぼっちだった主人公もすっかり真人間になっている。遠距離恋愛とはいえ、千沙とはラブラブだし、アルバイトをしたり勉強に励んだりして、なかなか充実した毎日を送っている。というところが起点となっていて、前の巻にくらべると物語がフラットというか、勢いがない。千沙がいきなり帰ってきて主人公の家でいっしょに暮らすというのも、よくよく考えてみれば突拍子もない話のはずなのだが、ライトノベルに慣れちゃうと、まあ、そうなるわなあ、ってレベル。そんな平穏な毎日の中でのお話なのだが、意外と退屈しなかった。ネタ出しのあたりはあまり面白いと思えなかったし、特に何かに共感でるってわけでもないんだけどねえ。
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