南房秀久「ノーブルウィッチーズ 2 第506統合戦闘航空団混戦!」
今回はネウロイとの戦いでははなく、506を巡る人間同士の暗闘を描いている。少し、ネウロイの攻勢が弱まったとみるとすぐ人間同士で足の引っ張りあいが始まる。まったく人間ってヤツは、という話ではあるのだが、シリアスになりきれない、というかシリアスだけに走らないのが、このシリーズらしさなんだろう。中でも主人公格の那佳のブレなさ加減ってのはたいしたもの。冒頭の爆破事件のオチのひどさといったらない。慰問で劇をやる話の中でも、ついに作りモノのお金にまで強い執着を見せてしまう。彼女の中で守銭奴っていうキャラを履き違えているんじゃないかという気がする。あとはイザベルとマリアンにスポットが当たっていて、それぞれの事情もあきらかにされていたりするんだけど、それよりも、イザベルの父親のちっとも笑えないジョークの連発に意識を持ってかれてしまった。
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