伊崎喬助「スチームヘヴン・フリークス 1」
スチームパンク風アクション小説。あとがきでスチームパンクの先駆者を目指していたというようなことが書いてあって少し驚いた。スチームパンクムーブメントってずいぶん過去のものだと思っていたんだけど、いつの間にか時代は一周していたってことなのか。
そういった志のありかはともかくとして、最近のライトノベルでは珍しくアクション小説然として面白かった。あったとしても、学園モノ交じりのが多いからなあ。北米の都市を舞台にしてこういうことやれるのって、ガガガ文庫だからこそ、ってのも大きいんだろうなあ。主人公のキャラがいまひとつ立ってないのが不満だけど、その分、サブキャラが元気に動き回ってるからいいんじゃないだろうか。あ、元気なのは約一名だけであとはうろうろしてるだけのような気もしないでもないけど、まあいいか。動き回ってるのは間違いないし。
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