SOW「よろず屋退魔士の返済計画 1 100億の契約書」
この作者は「みすぷり!」以来ひさしぶりである。あれはおもしろかったという記憶はあるものの、打ち切りなのかなんなのか刊行が止まってしまっている。たまたま、作者の名前を見つけて、懐かしくなって買ってみたのだが、これもなかなかいい。執筆量は少ないようだが、コンスタントに出来のいいものを供給してくれるのはありがたい。
お話としては父親の借金のかたに身売りされた主人公が、「よろず屋退魔士」をとしてこき使われることで借金を返していくというもの。この借金が100億というから半端ではない。そこまで借金をこさえるのもある種の才能だわななあ。ともあれ、その債権者である、主人公の幼馴染が絵に描いたようなツンデレっぷりを見せてくれる。主人公が追い出された退魔士の名門「神堂家」から来るもうひとりのキャラもツンデレだけど、ツンとデレの比率の差でうまい具合に違いを出している。こういうキャラ配置も最近では珍しいような気がする。続きもすでにKindle化されているみたいだし、ぼちぼちと読み進んでいくとしよう。
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