丸戸史明「冴えない彼女の育てかた 7」
ああ、そういう方向に話を持ってっちゃうわけね。といった感じで読んだ。意外ではあったけれど、意外ではないというか。惚れた腫れたの話を抜いてしまえば、結局のところこの主人公の元ではクリエイタとして成長できない、っいうのが明らかになってしまったという話。もともと、主人公のディレクタやプロデューサとしての技量が、プロであるシナリオライタやプロはだしであるイラストレータにくらべて劣っているのは明らかなんだし。主人公自身も消費型オタクではいられないなんてことを言い出しているぐらいだから、作品的にもクリエイタ志向というか、そういうひとたちの業を描こうとしているようだし。と、理屈ではわかってるんだけど、彼女たちのそれを決断できてしまったということが受け入れ難いというか。
まあ、いいや。加藤さえ残っていれば。
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