竹井10日「10歳の保健体育4」

延々とバカ話を続けているだけなのに、巻を重ねるにしたがってどんどんおもしろく感じるようになってしまった。これはもう、主人公に感化してされているとしか思えない。この巻の後半に出てくる「しずき屋」の面々を見ていると、いつかああなっちゃうんじゃないかという不安を感じる。次の巻はもう少し間隔を置いてから読み始めよう。
今回はあたらしい10歳児ヒロイン、勅使河原朋萌が登場する。話もほとんど、朋萌とはみると主人公がメイン。山本姉妹なんてのも出てくるけど、どうもその場限りの使い捨てキャラっぽい。登場するまでにまるまる一章無駄遣いしているわりには、あっさりとしたものである。このシリーズについては驚くに値しないが。荘川はネタにしやすいためか登場頻度は比較的高いままだけど、翠蓮はだいぶ影が薄くなっちゃってるなあ。主人公からも、朋萌とキャラがかぶっているなんてからかわれているし。メインヒロインっぽい立ち位置だったはずなのに、大丈夫なんだろうか。