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手代木正太郎「楽園追放 mission.0」

映画のノベライズであるハヤカワ版を読んだ流れで、前日譚というこっちにも手を出してみた。実はあまり買う気はなかったんだけど、著者の手代木正太郎を検索したらわりと変な小説書いていたので、気になったのだ。まっとうなSFになっているノベライズ版に対してどんなズレを見せてくれるのかと期待したのだが、捜査官となったばかりのアンジェラが出くわした事件を描いた正当な前日譚だった。肩透かしを食らった気分だ。
舞台が地上ではなくディーバだってことで、ノベライズ版よりもいくらかサイバーパンク色が強い。地位の低い住民は割り当てメモリが少ないため、テクスチャが荒れたり、もっとひどいのになるとドット絵っぽくなったり、なんて描写がある。でも考えてみれば「ニューロマンサー」を読んでいたときにイメージしたのは黒い背景に緑色のワイヤフレームだったんだよなあ。それでサイバーパンクなんていっていたんだから、世の中の進歩ってのはすごいもんだなあと、つい遠い目をしてしまった。

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