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あわむら赤光「聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク> 5」

ロシアに戦争をしにいった主人公の無敵っぷりが素敵な一冊。いやあ、ここまであからさまに「俺TUEEE」やられると、かえって気持ちがいいわ。雷帝ヴァシリーサを、まさかこんな使い方してくるとは思わなかったなあ。もともと、そういうつもりで登場させたんだとしたら、この作者もなかなかひとが悪い。
そんな主人公をロシアで案内するのが、エドワードさんちのAJ。好戦的なイメージが先行していた彼女だが、ここんとこすっかり丸くなって、この巻では主人公との珍道中といった趣になっている。根がいいひとなんだろうねえ。当人は嫌がっているようなことをいっているが、すっかり主人公のお気に入りになってしまった様子。ちょい役だとばかり思っていたのに、意外な起用が大当たりしたって感じだなあ。たぶんAJが活躍したせいだと思うけれど、もともとのロシア行きの原因となったレーシャの出番が少なくなっちゃってるのがかわいそう。

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