伏見つかさ「エロマンガ先生 3 妹と妖精の島」
あとがきによると、第一部完結ってことらしい。一応、それらしいところもあるけど、普通にこのまま続いていきそうな区切り方である。別に第一部とかいわなくてもいいんじゃないか。
サブタイトルは「妹と妖精の島」だけど、やってることは妹抜きの、妖精の島での合宿である。妖精の島ってのは、山田エルフの実家の持ち物で、彼女の小説の舞台となったエルフの森のモデルがある。そこで、エルフがマサムネに告白めいたことをするのだが、あまり印象に残らない。いや、印象に残るシーンにしようとしているのはわかるんだけど、エルフってどう見てもかませ犬キャラだからなあ。ライトノベルのお約束って便利だけど、こういう場面では足引っ張るよなあ。エルフ以外の合宿の参加者は、ムラマサと「ラノベ天下一武闘会」の参加者、獅童。この獅童ってのが、何のために出したんだろうという影の薄さで、困ったもの。せっかくの男キャラなのになあ。ムラマサはだいぶ、小説に関するヤンデレっぷりが表に出てきて、ちょっと引くが、デレてる部分がかわいいんだよなあ。どうしたものか。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 豊田有恒さんが亡くなった(2023.12.06)
- デューンって再映画化してるのか(2021.02.13)
- キミラノで時間をつぶす(2020.05.11)
- キミラノ(2020.03.30)
- 志瑞祐「精霊使いの剣舞 19 聖都消滅」(2019.12.22)
「☆☆☆☆」カテゴリの記事
- ましろのおと(2025.02.08)
- 灼熱カバディ(2025.01.27)
- やくならマグカップも(2025.01.23)
- ワンダーエッグ・プライオリティ(2025.01.08)
- 八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ(2024.12.21)
コメント