2014年10月18日 位山(1,529m)
先週行った野谷荘司山の紅葉が頂上付近では終わっていたので、もう少し低い山に行くことにした。どこがいいかなあと探して、位山ぐらいがちょうどいいだろうということで出かけた。登山口は道の駅モンデウス飛騨位山、要するに位山スキー場である。いつの間にこんな名前になっのだろう。今日はたまたまラリーの開催日だったようだったが、とりあえずそっちは気にしないことにして、ゲレンデ脇の登山道を登り始めた。ゲレンデの終点まではほとんどススキの野原の中であまり見通しは効かないのだが、高度を上げていくとどんどん北アルプスの眺めが広がっていく。ゲレンデ終点の展望台には、山の名前が書かれた案内板があって、それによると薬師岳から乗鞍までが視界に収まっているらしい。そのほぼ中央部に鎮座するのが笠岳で、ここから見ると名前のとおりの笠の形をしていてよく目立つ。乗鞍の右には噴煙を上げる御岳の姿も見られる。
ゲレンデ終点を過ぎると森林の中に入ってまったく景色は楽しめなくなってしまうが、そのかわり木々の紅葉はなかなか見ごたえがある。ゲレンデ終点まででほとんど高度は稼いでしまっているため、このあたりでは上り下りもわずかでハイキング気分である。山頂に近くなってくるといくつかの「巨石」といわれているものがある。いってしまえば、露出した岩に名前をつけてあるだけなのだが、名前が付いているというだけでなんとなく名所か何かのような気がしてくるから不思議なのものだ。
天の岩戸と呼ばれる巨石を過ぎると、頂上は間近。このあたりからはドウダンツツジが多くなる。もう葉が枯れ落ちてしまっているが、もう少し早ければこちらの紅葉もきれいだったのではないかと思う。展望広場ではドウダンツツジの向こうに白山が望めるが、少しぼやっとした感じだった。その先にある頂上はまったく頂上らしくないところで、標識がなければ気付かずに過ぎていってしまうんじゃないかとと思うほど。位山にとっての頂上はたいした意味がないのかもしれない。
帰りは巨石群登山道からダナ林道へと降りた。巨石群登山道はその名のとおりいくつもの巨石が点在する登山道で、こういうのが好きなひとなら楽しめるんじゃないかと思う。意外によかったのがダナ林道の紅葉。林道終点付近がちょうど見ごろを迎えていて、退屈するだけだろうなあと思っていた林道歩きが一転して楽しいものになった。もっとも、ふもとに近づくにつれて紅葉も少なくなり、後半ではすっかり退屈してしまったけれど。
参考までにコースタイム。スローペース。休憩時間は含まない。
道の駅モンデウス飛騨位山-(60分)-ゲレンデ終点-(85分)-天の岩戸-(15分)-位山山頂-(10分)-天の岩戸-(50分)-巨岩群登山口-(85分)-道の駅モンデウス飛騨位山
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