畠中恵「ころころろ」
とつぜん若だんなの目が見えなくなってしまい、佐助や仁吉が目を治すために駆けずり回る話。プロローグ的に若だんなが十二歳の頃の話が入っていて、それが目が見えなくなった原因とつながっていて、という構成で、話の筋はわかりやすいぐらいわかりやすいのだが、そのあたりはいうなれば骨格に過ぎなくて、それを脇から支えるような短編がいくつかあって、そっちがメインだと思って読むほうが楽しめると思う。
それはともかく、プロローグの十二歳とか本編の十七歳って数えなんだよね。これまであまり気にしてなかったけれど、十二歳のときの話があったせいであらためて意識してしまった。若いよねえ。
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