佐島勤「ドウルマスターズ 1」
「魔法科高校の劣等生」の作者による新シリーズ。あとがきによるとこっちのほうが成り立ちは古いらしいが、それはともかく。
今回は巨大ロボットモノであるのだけれど、そのキーとなるテクノロジーはひとのサイキック能力を物理的な力に変換するサイクロニクスというもの。いってしまえば、「魔法科高校の劣等生」で出てきたデバイスが巨大ロボットになったような話だ。そんなこともあって、というか、この作者はこういう書き方しか出来ないのかもしれないけど、前作と舞台は全然違うのに、ものすごく既視感がある。前作が好きなひとならすんなりと作品世界に入っていけるだろう。
気になるのは主人公がお子さま過ぎること。敵役になる龍一の性格と対照的になるように作ったような雰囲気もあるので、この先どうなっていくのかはわからないが、一巻の時点では少々興ざめしてしまう性格付けだ。
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