左京潤「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 7」

マジックショップ・レオンにラウルの偽者が現れる。店のメンバーにどちらが本物かを判定された結果、本物のラウルが追い出されてしまう。アパートまでニセラウルに奪われ、住むところも仕事もなくしたラウルはやむなくアマダでアルバイトを始めるが。という、定番といえば定番のお話。定番だけあって、話しの行く末は容易に予想が付いてしまうが、その分安心して楽しめる。書いていてあんまりほめているように思えないが、一応ほめてる。こういうのって、先が読めてる分下手に書かれるとつまんないんだよね。これはそんなことはなくて、フィノが最初に気づいてくれるシーンなんかは、これ、これ、やっぱりこうだよなあ、なんてニヤニヤできてしまう。