這いよれ! ニャル子さんW
2013年4月期のアニメの感想。十二本目は「這いよれ! ニャル子さんW」。
1期目とくらべると名状しがたさが弱まって、ラブコメっぽさが大きくなっている。キャラ立てが済んだから、さあラブコメ展開だという流れが見えてなんだかイヤな感じである。主人公のニャル子への警戒心もだんだん薄れていって、ニャル子から見たら思うツボなんだろうけど、見てるほうは何だかなあといった感じである。だって、ニャルラトホテプだぜ。見た目がどうであれ、正体は邪神だよ。まあ、人間、見た目が9割っていていう巷説を証明しようっていう意図の展開なのかもしれん。人間じゃないけど。あと、原作でも感じてるところだけど、暮井珠緒のキャラ立ちの弱さは何とかならないんだろうか。「歩くスピーカー」という異称の根拠がまったくといって示されないあたりも痛い。だいたい、主人公の家庭内で閉じているような話ばかりなんだから、世間でうわさを広められたって描写しようがない。作品のコンセプトと、キャラの方向付けが見事に乖離している。
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