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海堂尊「螺鈿迷宮(上)(下)」

いよいよ氷姫登場ってことで興味津々だったのだが、このふたつ名からはあまり連想できないような人物で拍子抜けしてしまった。こっちでは「ターミネータ」とか「ミス(Ms.じゃなくてmiss)・ドミノ」とか呼ばれてるし。氷姫の「氷」って氷河とか氷山の「氷」だったみたい。白鳥の部下に対する嘆きは別に韜晦してるわけじゃなかったんだねえ。というか、そもそもこの作品での氷姫というか姫宮はストーリ上のパーツとして機能しているだけであまり登場人物という気がしない。出番が少ない葉子のほうがずっと印象深い。
小説としてどうかっていうと「チーム・バチスタの栄光」が医療ミステリ、「ナイチンゲールの沈黙(上)(下)」が医療SFとすれば、「螺鈿迷宮」は医療ホラーってところかなあ。館モノの館と病院が置き換わったというイメージ。この館の主人たる巖雄院長のキャラクタが異様に立っていて、主人公も白鳥も食われっぱなし。こんなふうにやりこめられる白鳥を見ることができるとは思わなかった。

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