鈴木貴昭「ストライクウィッチーズ アフリカの魔女 ケイズ・リポート3」
ネウロイがあっちへ出たりこっちへ出たりしていて、盛り上がりに欠ける感じはあるけれど、世界のあちこちで戦っているんだなあということが実感できる。「ストライクウィッチーズ」シリーズはキャラクタ重視というか偏重のイメージが強いけど、この「アフリカの魔女」は個々のキャラクタよりも戦争を描くのに力を入れている。たぶん、ミリタリ好きのひとが読めばもっといろいろ燃えるポイントがあったり、突っ込みどころがあるんだろうなあと思うのだが、そういう素養がない人間にしてみれば、なんとなく薄味に感じられてしまう。
今回は短めの戦いをつなぎ合わせたような構成になっていて、中では、ダカール沖海戦でひとりだけのウィッチが戦闘艦船とともにネウロイを迎え撃つ話がよかった。ウィッチだけで戦ってるわけではないんだねえ。
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