神野オキナ「疾走れ、撃て! 8」
今回は大規模な戦闘こそなかったが、「クイーン」出現のあとを継いだような形で、いろいろなことが動き始める。
その一方で、正月休暇のために人気のなくなった兵舎で過ごす、理宇と虎紅とミヅキの間に重要な変化が訪れる。ま、いってしまえば、ちょっとしたハプニングでミヅキが理宇に告白してしまったということなんだけどね。それに引きずられるようにして、虎紅も自らの思いを明かすわけだ。遅かれ早かれこういう展開になることは見えていたけど、いよいよ始まったかというところだ。
政治向きの話では、溝呂木中将が陸軍大臣を更迭され、その後に馬上准将、昇進して少将が就くことになる。これまで、何かと理宇たちのことを気にかけていて、わりといいひとなんじゃないかと思われていた馬上だが、この巻では溝呂木中将がいいひとオーラを発しまくっていて、それを追い落とす馬上という図式になっているため、何やら悪者っぽさがただよっている。こうなるとユリネさんが生きてくるから、大歓迎だけどね。
気になるのが、加藤教官の恋の行方だ。うまくいくようだと、伊達教官に死亡フラグが立ちそうで怖い。
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