大西科学「ジョン平とぼくと」
Amazonのブックカバープレゼントキャンペーンにつられて買った三冊のうち二冊目。大西科学といえば、「晴れた空にくじら」シリーズがかなりお気に入りだったのだが、このひともなかなか本を出さない。しかたがないので、過去に遡ってみようと思っていたところに、ちょうど、ブックカバープレゼントキャンペーンがあって、それに乗っかったというところ。
「ジョン平とぼくと」シリーズでは、魔法がある世界を舞台に、魔法を苦手とする主人公の北見重とその使い魔であり、駄犬というかゆるいぬというか、とにかくあまり役に立たなさそうな犬のジョン平が、事件を解決したりする物語らしい。この重とジョン平のコンビが、いかにも大西科学っぽくて、よい。ふたりとも普段はどこか力とか気とかが抜けてしまうような感じのくせに、重はいったん火が付くと止まらなくなっちゃうようなタイプだし、ジョン平はここ一発でしっかりと役に立ってくれる。「晴れた空にくじら」の主人公もこんな感じだった。ワンパターンといわれかねないけど、こういうキャラ描かせたらやっぱりうまいなあと思わされてしまう。シリーズの残り三冊買って、またブックカバーをもらおう。
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