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伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9」

主人公以外のキャラ視点で描いた特別編。中でも、沙織視点の「カメレオンドーター」が本編との乖離が大きくて興味深い。変な方向に適応しちゃってるけど、キャラクターとしては一番常識人というのがよくわかる。沙織の過去話だからってのもあるのかもしれないけど、このシリーズをごく普通のテンションで語っちゃうとこうなるのか~、って感じ。逆にハイテンションの暴走っぷりがおもしろいのが、赤城兄視点の「俺の妹がこんなに可愛い」と、桐乃視点の「突撃・乙女ロード!」。シスコンとブラコンがかみ合っているようで、微妙にかみ合ってないのがいい。それにしても、瀬菜のブラコンっぷりはすごいなあ。ツンはツンだが、桐乃にくらべるとデレ成分が多くて、かわいらしく思えてしまう。
黒猫の妹、日向視点の「あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使」は、黒猫が京介と付き合い始めた頃の姿が痛々しくも可愛らしい。あの頃、家ではあんな感じだったのか。そういやあ、日向も沙織もシスコンだよなあ。このシリーズって、ブラコンとシスコンしかいないのか。

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