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神林長平「戦闘妖精・雪風 アンブロークン アロー」

ひさしぶりの「雪風」だが、これが意外と気にならない。あとがきにもあるけど、第一作の発表からすでに30年。その間に文庫化されたのがようやく3冊目。普通だったら、前の巻のことなんか忘れるだろうし、下手をすれば新しい巻が出ても買う気にならないくらいの年月の隔たりである。前の巻のこと憶えているかといわれると自信はないけど、読み始めるとすっと入っていけてしまう。
この巻では、雪風と零の関係が逆転した世界が描かれる。ジャムが人間の感覚を狂わせた攻撃を逆手に取り、雪風か零をはじめとした特殊戦の面々を操縦し、ジャムに反撃しようとする。その中で、零たちはこの状況について延々と考えたり議論をしたりと、第一作の頃から考えると、ほとんど飛ばないし戦闘もしない。これでは雪風も退屈だろうと思うが、案外飛びたがってるのは零だけで、雪風からすればジャムと戦えるならどんな状況でもかまわないと思ってるんじゃないかとも思える。ジャムを倒すにゃ、銃弾はいらぬ、みたいな。

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