淺沼広太「ようこそ青春世界へ! 2」
きっちりと1巻のラストを引き継いだ話になっている。晴れてつきあい始めた葵と森山だけど、葵にとってはあまり思い通りにならないことが多い。森山のあまりに部活バカなので、ふたりきりの時間を持てないのだ。その葵と森山の仲に気が付きつつ、知らないふりをするのが、双葉と柴村。双葉はまあ、ああだから単純に応援しているんだろうけど、柴村は普段は喧嘩友達としかいえない葵が、まれに見せる女の子らしさに、ドキッとしたりして気が気ではない。
演劇部の活動としては、文化祭での公演を目指して、柴村の脚本による演劇の練習が始まる。最初は双葉をイメージした主人公の脚本だったが、合宿や花火大会といったイベントをこなすうちに、葵がイメージの主人公に書き直したくなってしまう。と、いうように感じで、1巻に続いて青春路線全開。看板に偽りなし、っていうのはこういうののことをいうんだろうなあ。
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