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成田良悟「デュラララ!! ×5」

あいかわらずの作風なんだけど、このひとの場合はそれだけで満足しちゃうんだよね。不思議な作家だなあ。飽きるの早いのは書く方か読む方か。
さて、今回はダラーズの名を騙る何者かが埼玉の暴走族に闇討ちを仕掛けたというところが発端。ダラーズっていっても不定型な集団だから、名を騙ったわけではなく、単純にダラーズの構成員だったということだけかもしれず、ダラーズ創始者である帝人はどうなっているのかと調べ始めるが、そのまま事件の渦中にに飲み込まれていってしまう、っていうあたりが今回のお話。後ろで糸を引いているのは臨也なのはいうまでもない。もちろんいつもどおりに、複数の出来事が同時に起こっていて、そちらはそちらで目を離しがたいんだけど、「何だか私、割と帝人君の人生の重要な岐路を目撃しちゃってる?」ってとこが読みどころなんだろうなあ。後編が楽しみだなあとかいっていると、中編が出たりして。

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