大西科学「晴れた空にくじら 2 戦空の魔女」
単発で終わるのかと思ったら、シリーズ化されたようでなにより。
ようやく日本に帰り着いたと思ったら、鯨軍に組み入れられてしまった雪平たちが、今度は追われる立場ではなく戦う相手としてロシアの軍鯨と渡り合う話。と書けば、多少は格好が付くが、実際のところはやっぱり逃げる。なにしろ、敵はちゃんとした巡鯨なのにこちらは「峰越」にちょっとした武装を施しただけの「特設鳥雷鯱」でしかない。相手に目を付けられたら、それはもう逃げるしかない。事態はいつでも逼迫しているはずなのに、雪平の茫洋とした性格のせいで、どことなくユーモラスな話に仕上がってしまうのがいい。クニとの関係も進みそうで進まない。こっちももどかしいという感じよりも、単純に雪平の外しっぷりが楽しい。
軍属になったということでこの先は重い話も出てきそうだけど、この話がどんな決着を見せるのか、まったく想像がつかない。期待して次巻を待とう。
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