2008.7.19 笠ヶ岳
4時過ぎに家を出て新穂高に着いたのが7時半頃。深山荘にある無料の駐車場はすでにいっぱいで、しかたなく新穂高ロープウェイの駐車場に停める。ここは6時間500円。一泊で登って帰ってくると、3,000円ぐらいは覚悟しないといけない。
いろいろ準備を整えたり、忘れ物をクルマまで取りに帰ったりして、結局、出発は7時55分。ペースを上げすぎないように意識して林道を歩く。8時52分、笠新道分岐に着く。ここからがいよいよ本番。
北アルプス屈指の急登といわれる笠新道だが想像していたほど急ではない。ただ、ある水準以上の勾配が延々と続いているので、気持ちが萎えてしまうと辛いだけのものになってしまいそう。ところどころに設置してある標高を示す標識と、高度を上げるにしたがって姿を見せてくる穂高を励みにして、じりじりと登る。森林限界を超え、杓子平が近づいてくると高山植物も多くなって、目を楽しませてくれる。このあたりまではわりと元気で、もうすぐ杓子平だから休まずに行っちゃえー、というノリだった。
。杓子平に着くと目の前に笠ヶ岳(だと思う)の姿が。しかしすぐにガスに隠れて見えなくなってしまう。ここで昼飯にでもするかという段になって、どうやら相当にへばっているらしいということに気が付いた。握り飯が食べづらくてしかたがない。やっぱり、きちんと休憩を取るべきだったか。
無理矢理、握り飯を押し込んで、だらだらと登り始める。かなりペースは落ちているのにもかかわらず、30分ぐらい歩いただけでもう休みたくなる。とにかく稜線に出てしまえさえすれば楽になるはずなので、それだけを念じて歩を進める。
ようやくたどり着いた稜線は完全にガスの中。14時23分、笠新道分岐。勾配は緩やかになったものの、目標が見えないってのはやっぱり気がめげるなあ。まあ、ここまでくればあと一息だから、ぼちぼち行きますか。
登山道脇のシャクナゲやミヤマキンバイ、チングルマに慰められながら、15時35分、笠ヶ岳山荘着。まずは着替えて、そしてビール。
山荘前のベンチでビールを呑んでいると、次第にガスが晴れてきて笠ヶ岳が姿を現した。だが、しかし、ここは近すぎ。KONKONが見たかった笠ヶ岳はこれじゃない。もっと遠くの稜線からのが見たかったんだよー。いっぽう、同じくガスが晴れてきた穂高方面の眺め、これはなかなかのもの。登山客が雁首揃えて、眺めていた。
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